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キヤノン、EFレンズを装着できるネットワークカメラ

アクシス社と共同開発 キットレンズにはEF85mm F1.2 IIなども

キヤノン株式会社とAxis Communications AB(以下「アクシス社」)は9月12日、EFレンズを装着できるネットワークカメラを共同開発したと発表した。2017年第1四半期にアクシス社を通じて世界で発売する。

日本市場ではアクシス社に加え、キヤノンマーケティングジャパン株式会社も販売。新製品に限らず、アクシス社の製品全般を扱うという。

共同開発が発表された「AXIS Q1659」は、レンズ交換式カメラEOSシリーズが採用するイメージセンサーおよび画像処理エンジンを搭載。画素数は約2,000万画素(5,472×3,648画素)で、8フレーム/秒のカラー撮影が可能としている。

加えて、アクシス社独自の映像処理技術や画像圧縮技術も取り入れられる。ストレージ使用量と帯域幅が削減され、効率的な監視を実現するという。

レンズ部には、同じくEOSシリーズのEFレンズ、またはEF-Sレンズを装着して使用。製品はキット(ネットワークカメラとレンズのセット)で提供される予定で、以下のキットレンズが予定されている。

EF-S24mm F2.8 STM
EF35mm F2 IS USM
EF50mm F1.4 USM
EF85mm F1.2L II USM
EF100mm F2.8L マクロ IS USM
EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM
EF70-200mm F2.8L IS II USM

アクシス社は、ネットワークカメラ事業最大手のスウェーデン企業。2015年にキヤノンの連結子会社になった。それ以前にもネットワークカメラを販売していたが、アクシス社との共同開発品は今回が初めてとなる。