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SIGMA sd Quattro、10万円を切って7月7日発売

3,900万画素相当のミラーレスカメラ SAマウント採用

シグマは6月24日、ミラーレスカメラ「SIGMA sd Quattro」の発売を正式に発表した。7月7日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格はボディ単体が税込8万9,100円前後、30mm F1.4 DC HSM | Artレンズキットが同12万3,120円前後の見込み。

30mm F1.4 DC HSM | Artレンズキット

2月23日に開発発表していたモデル。発売日と価格が決定した。なお、APS-Hセンサーモデル「SIGMA sd Quattro H」についての新たなアナウンスは無い。

APS-CサイズのFoveon X3ダイレクトイメージセンサー(ジェネレーションネーム“Quattro”)を搭載。35mm判換算の画角は実焦点距離の1.5倍に相当する。Quattro世代のFoveon X3 ダイレクトイメージセンサーを搭載するモデルは、これまでレンズ一体型のdp Quattroシリーズのみだった。

マウントはシグマSAマウント。画素数は約2,900万画素(最大5,424×3,616ピクセル、トップ層1,960万画素)だが、3層センサーのため同社ではベイヤータイプの3,900万画素相当になるとしている。

Foveon X3ダイレクトイメージセンサーは、原理的に偽色が発生しないためローパスフィルターを必要としないのが特徴となっている。

新たに、1回のレリーズで7枚の露出の異なる画像を撮影し、SIGMA Photo Proを使用してRAWデータから、ダイナミックレンジが広くノイズレスな画像を生成する撮影モード「SFD」(Super Fine Detail)を採用した。

画像処理エンジンとしてTRUE IIIを2つ搭載する。感度はISO100-6400。RAWはロスレスの14bit記録。RAW記録での連続撮影枚数は最大12コマ、連写速度は最高3.7コマ/秒。DDR III
メモリー容量はdp Quattroの2倍。ホワイトバランスの精度も新アルゴリズムの採用で向上したという。

AFは像面位相差AFとコントラストAFを併用する。フォーカスフレームは9点。顔検出機能も備える。

約236万ドットのEVFを搭載する。EVFを覗いたときだけ切り替わる機能も有する。液晶モニターは約162万ドットの3型。撮影パラメーターを表示するサブモニターも背面に搭載した。

ボディはマグネシウム合金製。防塵防滴仕様となっている。撮像素子の前には、ゴミの侵入を防ぐシールド機構を設けた。

シャッター速度は30~1/4,000秒とバルブ。シンクロ速度は1/180秒。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。UHS-Iに対応する。バッテリーはリチウムイオン充電池「BP-61」。

外形寸法は147×95.1×90.8mm、本体のみの重量は約625g。

バッテリーが2本入る「POWER GRIP PG-41」をオプションで用意する。希望小売価格は税別3万2,000円。

POWER GRIP PG-41