Leofoto FIELD REPORT 三脚のある美しい写真
操作性の良いビデオ雲台と三脚で料理の現場を撮る
中西学さんがワンオペ動画&静止画撮影に欠かせない「LVM-324C+BV-20」
2023年5月19日 12:00
絶景写真からドローンを用いた撮影まで、幅広い現場で静止画と動画の撮影に取り組んでいる中西学さん。どんな被写体や現場であっても、臨機応変に状況をキャッチアップするには、操作性の高い機材が必要不可欠だ。
そんな中西さんに、愛用している「LVM-324C」と、新たに発売されるビデオ雲台「BV-20」の魅力を語ってもらう。
岡山県出身。いち早くドローン技術を取り入れ、絶景写真を撮り始める。2022年にはNetflixで展開中のULTRAMAN写真展、2023年には劇場版グリッドマン・ユニバース写真展を開催するなど、幅広く活動している。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2023年6月号』より転載・加筆したものです。
ライブ感のある撮影には操作の快適さが欠かせない
写真も動画も、被写体が物でも人でも、常にライブ感を意識した作品が私のセオリーだ。雲台&三脚に期待したい点は2つ。写真撮影時はしっかりとホールドできること、そして動画撮影時は滑らかに動くことだ。一見当たり前なことにストレスを感じる三脚が実はたくさんある。それを見事にクリアしているのが、BV-20とLVM-324Cだ。
まず、今春発売のビデオ雲台BV-20。雲台にありがちなガタツキが少なく、遊びも適度でちょうど良い操作感に仕上がっている。水準器が雲台上部と下部の2カ所にあるため、水平を確認しながら素早くセッティングできる。
伸縮可能なパン棒もほかのメーカーにはない機構だ。プレートのロック機構が大型のレバーロック式で、指1本で簡単かつ確実にロックできるだけでなく、プレート自体もボタンによる脱着ができる点は非常に珍しい。パン・チルト時の動作も滑らかでテンションも用途に合わせて調整可能。チルト時の可動域も大きく、俯瞰撮影にも対応できる。
三脚のLVM-324Cは程よいしなりがあり、大型機材の使用時にショックを吸収してくれる感じが手に取れば分かる。脚の開閉・伸縮も簡単に操作可能で、作業効率が格段に上がる。特に伸縮時において、LVM-324Cはレバーロック式を採用しているので、ロックが確実にかかっていることが目視で即座に確認できるため、忙しない現場での撮影時も安心感が強い。
台座部分に3つ備わっているソケットはすべて仕様が異なっているため、さまざまなアクセサリーの脱着も可能な上、ホールド力も高い。
レオフォト製品は自分の求める機能をすべて網羅していると言っても過言ではない。付属品の収納ケースに至るまで一切妥協がなく、肩に掛けての移動時もずれ落ちないように設計されている。
サードパーティー製のアクセサリーとも相性が良く、メーカーを問わずジンバルやスライダー、プレート、モニターなど、私がよく使うアクセサリーにストレスなく連携可能。チルトやパンのテンション強弱の微調整が頭に描いているイメージと同調し、やり直しが効かない現場でも、しっかりと期待に応えてくれる。
ストレスなく使えて、いつも持って行こうと思うかどうかが、本当に必要な機材なのかの判断基準になるが、BV-20とLVM-324Cは、作品撮影でも仕事の撮影でも重宝するコンビになりそうだ。