今回紹介するのは、カメラ専門店やWebショップなどで最近見かけるようになったカメラストラップで、ラックスケース(Luxecase)というブランドのLXC-LLST-700という製品だ。生産国は韓国。昨年ぐらいから韓国製のドレスアップ系アクセサリーが日本に多数上陸しており、本製品もそうした韓国発アクセサリーのひとつになる。
ラックスケース「LXC-LLST-700」ブラウン | LUMIX DMC-GH1に装着した状態 |
本製品の特徴は、特殊な先紐とその装着方法にある。先端をアイレットやリングに通したあとは、先紐の根元に開けられた穴に縫い込むようにして留める。現代のカメラストラップとしてはイレギュラーな方法であり、使用中に外れてしまわないか心配になるかもしれない。
私の場合、1カ月ほどLUMIX DMC-GH1で使用しているが、いまのところこれといって問題は起きていない。よく使うレンズはLUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH.であり、撮影時の重量(本体+レンズ+バッテリー、メモリーカード)は約903g。先紐の革素材は滑りがないためか、意外にしっかり締まる印象だ。
とはいえデジタル一眼レフカメラの世界では、装備重量が1kgを超えるケースはざらだろう。また、当然ながら純正品以外のストラップを使ってトラブルが生じた場合、メーカーのサポートは受けられない。この製品に限ったことではなく、サードパーティのストラップの利用は自己責任でお願いしたい。
特徴的な先紐 | 先端を穴に縫い込むようにして留める |
長さ調節は金具で行なうシンプルな方式 |
先紐だけでなく、長さ調節機構も変わっている。通常、カメラストラップは両端の先紐2本の長さを調整することで全体の長さを調整する。本製品の調節機構はバッグのショルダー紐などと同じバックルを使う仕組みだ。
全長は最長120cm。大柄の人以外、斜め掛けもできそうだ。また、通常のストラップよりも短いポジションにもできるのも面白い。
ストラップ本体は綿素材で軽量、肌触りも良い。本体、先紐ともしなやかでごわつかず、使い勝手は上々。難点を挙げるとすれば、カメラストラップとしては大変高価なところだろう。特約店Kカンパニーのオンラインショップでは、9,500円で販売している。
もっとも、最近はオールドフィルムカメラやマイクロフォーサーズカメラを中心にドレスアップ熱が高まっているせいか、5,000円〜1万円クラスの高価なフルレザー製品も良く目にする。そうしたこだわりの一品をさがしているなら、検討に値する製品だ。
比較的短くした状態での装着例 |
2010/4/5 00:00