デジカメドレスアップ主義
ハッセルブラッド用ストラップの泣き所
Hasselnuts + Distagon C 50mm F4
Reported by澤村徹(2014/12/29 12:00)
- ボディ:ハッセルブラッド500C
- スマートフォン:iPhone 5s
- アダプター:BADASS CAMERAS Hasselnuts
- レンズ:カールツァイス ディスタゴン C 50mm F4
- レンズフード:YAMAスペシャルパーツ ハッセル ディスタゴンC50/C60mm用フード
- ストラップ:0291ファクトリー Signシリーズ カメラストラップ00
- ストラップ:オプテック システムコネクター スーパープロA
以前、デジカメアイテム丼にてハッセルナッツをレポートした。ハッセルブラッドにiPhoneを取り付け、往年のスタイルでデジタル撮影を可能にするアイテムである。キャンプファイアー(クラウドファンディング)経由で私物購入し、このところプライベートで持ち出すことが多い。本コーナーは基本的にデジタルカメラを対象としているが、折角なので今回はハッセルブラッドをドレスアップしてみよう。
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ドレスアップと言えばストラップ交換がその入口となる。しかしながら、ハッセルブラッドに関してはこのストラップが泣き所だ。ハッセルブラッドはストラップ取り付け金具が独自形状で、この金具付きのサードパーティ製ストラップは選択肢が限られている。では、専用金具だけ購入できるかというと、これもかなり難しい話だ。時折、デッドストックの金具を見かけることがあるものの、ほしいときにすぐ入手できるタイプのものではない。そこで目を付けたが、オプテックのシステムコネクターだ。
オプテックのストラップはショルダーパッドとシステムコネクター(取り付け部)が別体になっていて、システムコネクターを交換することでショルダーパッドを様々なカメラで流用できる。このシステムコネクターの中に中判カメラ用があり、スーパープロAはハッセルブラッド500シリーズ、ブロニカETR、ペンタックスLXに対応し、スーパープロBはマミヤRB/RZ、ペンタックス67/645、旧型のブロニカ(S2・EC・ECTL)に対応している。今回はハッセルブラッド500Cにストラップを付けるので、システムコネクターのスーパープロAを選んだ。
入手したスーパープロAを早速解体し、先端の金具だけを取り外す。この金具をお気に入りのストラップに付ければ、自分流のスタイルでハッセルブラッドを携行できるわけだ。今回は私物の0291ファクトリー製ストラップに取り付けてみた。ハッセルの金具はスリットが入っているので、先端がテープ状のストラップなら装着可能だ。なお、0291ファクトリーのSignシリーズについては、本コーナーの「職人の本気が伝わるカメラアイテム」で詳しく解説している。
デジカメアイテム丼でのハッセルナッツレポートではプラナーC 80mm F2.8 T*の作例を紹介したが、今回はディスタゴンC 50mm F4を選んでみた。中判の50mmレンズは35mm判換算だと28mm程度に相当する。遠近感の強調と強烈な周辺減光が合わさり、独特の描写がおもしろい。レンズ先端にはYAMAスペシャルパーツのレンズフードを装着した。パンチング仕様の迫力が、カメラスタイルに花を添えてくれる。