フォトアプリガイド

Little Photo(Android)

編集機能を追加できるカメラアプリ

今回紹介する「Little Photo」は、数多くのエフェクトをプリセットしたカメラアプリだ。エフェクトの付加に特化しており、プラグインによる拡張にも対応している。

価格は無料。試用バージョンは7.1.0。

「Little Photo」を起動すると、画面中央に大きく「カメラ」のイラストが表示される。

そこをタップすると、同アプリのカメラ機能が起動する。

一方、画面下部中央にあるドロイドくんのアイコンをタップすると、端末にインストールした任意のカメラアプリが選択できるようになる。

端末内に保存された画像データを使う場合は、画面下部右のギャラリーアイコンをタップすればよい。

画像データを読み込むと編集画面が表示される。

読み込んだままの状態では、メニューが表示されないので、画面をタップしてメニューを表示させよう。

なお、メニューではなく、画像部をタップするとメニューは消える。エフェクトを付加し、画面全体を確認したい場合は画像部をタップしてメニューを消そう。

「Little Photo」で選べるエフェクトは、「Effect-(1)」「Effect-(2)」「Effect-(R)」という3つにカテゴライズされている。

「Effect-(1)」には「Lomo film」や「B&W smooth」、「B&W film」など、扱いやすいエフェクトが並ぶ。

例えば「Lomo film」なら、「Lomo I」や「Lomo Ⅳ」など6種類のロモエフェクトが収録されている。

なお、「Reload」をタップするとオリジナル画像に戻り、メニュー上部の「...」をタップすると、ひとつ前のメニューに戻れる。

「Effect-(2)」では、「Digital age」や「Night flash」などのエフェクトが選択できる。「Toy camera」や「Tilt shift」などもここから選べる。

ちなみに、選んだエフェクトは、画像の左下に表示されるのでわかりやすい。

「Effect-(R)」には「Boody Mary」などのエフェクトが並ぶ。

なお、選択したエフェクトの強度は、画面左下の「Half Apply」をタップして調整できる。

「Half Apply」をタップすると、調整用のスライダーが画面中央に表示される。

スライダーは、右に行くほど強度が高く(効果が強く)なり、左に行くほど低く(効果が弱く)なる。

「Simple frame」は、「White frame」や「Black frame」などのフレームを追加する機能。

フレームは11種類用意され、オールドレンズの光量落ちをイメージした「Lens」やムービーフィルムの四角い穴をイメージした「Movie film」などが選べる。

「Tools」では、拡張機能である「Plug-in」が呼び出せる。

プラグインの「Little Photo Plugin」は「Playストア」(Google ストア)で購入でき、価格は373円。

「Little Photo Plugin」を導入すると、本アプリにはなかった、「Brightness」や「Contrast」など、基本的な画像編集機能が追加される。編集も合わせて行ないたい場合は導入を検討するとよいだろう。

なお、各編集機能の調整はスライダーで行ない、「Red」「Green」「Blue」という3つのチャンネルを個別に指定して行なえる。

また、「Crop」機能も利用できるようになる。

編集アプリの多くは、ピンチイン/ピンチアウトによりクロップを指定する方法が使われているが、本アプリでは上下左右それぞれに割り当てられたスライダーを調整して切り出し位置を指定する。

「Little Photo」は、無料アプリ(広告付き)とはいえ、エフェクト数も多くはじめてカメラアプリを使う人でも満足できると思う。広告位置もはじめの画面だけで、編集画面が小さくならない点もよい。

また、「Little Photo Plugin」の導入により、基本編集機能が追加され、より便利に利用できるようになる。ただし、プラグインによって使えるようになる基本編集機能の使い勝手は、人を選ぶかもしれない。

とはいえ、これ1本で編集まで補いたいなら、導入を検討してもいいかもしれない。どちらにせよ、まずは無料の「Little Photo」を試してみよう。

飯塚直