写真展

加茂清次写真展 写真と和歌で奏でる四季有情「四季讃々」

(オリンパスギャラリー)

©加茂清次

四季折々に見せる自然風景の一瞬の彩り、道端にも輝くように咲く可憐な草花は凝らして見れば私にとっては美しい感動の世界でした。その感動を残したいという思いから撮り始めて 20年余。見る人に私と同じような感動が伝わり、癒しになるような写真が撮れればいいなと思ってやってきました。

写真は撮影者の思いの結果が形になったものとも言えますが、作者が何を感じどういう思いを抱いているのかという事を、もっと分れば写真がより理解されやすくいろんな面で面白くなるのではと考えました。

私の写真の被写体は自然風景や、花、虫、鳥たちですが、自分がそういう被写体に抱いている思いなどを写真に添えて表現すればより表現の幅も広がり、抒情感や生活感が出て面白さが増しそうな気がしました。その思いを伝統的な和歌(短歌)という 31文字に載せ写真に添えて表現しました。

例えば山の花一つ撮った写真であっても、自然が壊れていく中で、年々少なくなっていく花に思いを寄せて詠み込んだり、或いは虫や鳥一匹写しても、虫や鳥たちがどれだけ一生懸命生きているかの姿に思いを寄せて詠み込めば、見る人にも作者の思いが伝えられて新たな感動が伝えられるのではと。

そうして写真に和歌を組み合わせて形にしたのが今回の写真展「四季讃々」です。写真で受ける自然の感動とともに短歌から受ける作者の抒情が少しでも伝わればこの上もない喜びとするものです。ご高覧ください。

(写真展情報より)

  • ・会場:オリンパスギャラリー東京
  • ・住所:東京都千代田区神田小川町1-3-1 NBF小川町ビル1階
  • ・会期:2014年8月9日火曜日~2014年8月27日水曜日
  • ・時間:10時~18時(最終日15時まで)
  • ・休館:日曜日・祝日
  • ・入場:無料

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