写真展告知

浅田政志写真展:Canon Colors

キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第2弾。

写真家の浅田政志さんによる写真展を、キヤノンギャラリー S(品川)、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催する。

品川では主に、全国さまざまな地域や部門で働く計15名のキヤノン社員について、浅田さんならではの視点で捉えた作品を展示する。

14歳の頃、父のカメラを貸してもらい、初めて手にしたカメラ。
その日から、かれこれ30年。
これまで様々なカメラやレンズを使ってきました。

現在、私はキヤノン製のカメラを愛用しています。
(EOS R5で、プリズム部分のロゴを、キヤノン初代の”KWANONカンノン”ロゴにカスタムしています←ただの自己満なのですが……)
古今東西、春夏秋冬、いつも行動を共にするカメラは、まさに私の相棒そのものです。
相棒がいるからこそ、私は色んなところに行けて、沢山の方と出会うことが出来ます。
語り出すと長くなりそうですが、とりあえず、相棒には足を向けて寝られないほどお世話になっています。

今年、キヤノンギャラリーが開設50周年を迎えるにあたり、光栄にも写真展のお話を頂きました。
なにを展示すれば良いのか悩みましたが、キヤノンの社員さんを撮影したいと思い立ちました。
なぜかと言うと、頼もしい相棒を私の元に届けてくれた方々に、ぜひともお会いしてみたい。
そして、みなさんが働いているところに行って、相棒にサプライズで故郷を見せてあげようと考えたからです。

今回の写真展では15人の社員さんを撮影させてもらいました。
世界中には約18万人(2022年時点)の社員さんがいるとのことなので、これはもう本当に少ない人数です……。
けれど、被写体となったみなさんにじっくりとお話を聞いてみると、キヤノンそれぞれの部門が深く繋がっていて、カメラやレンズに対する姿勢はとても熱く刺激的なものでした。
製品のデザイン、設計をする方、組み立てる方、使い方の相談にのってくださる方、修理をする方、これからの「Canon」を創造していく方などなど。
みなさんが担っている役割は思った以上に多種多様でした。
まさにキヤノンのカメラとレンズで写し出される写真のように、とても鮮やかなカラーを持つ社員のみなさん。
私と社員さんとの対話の記録を、ぜひとも会場で観て頂きたいと思っています。

写真展情報

会場

キヤノンギャラリーS
東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1階

開催期間

2023年6月24日(土)~8月7日(月)

開催時間

10時00分~17時30分

休廊

日曜日・祝日

スペシャルトークイベント

7月8日(土)13時30分~14時30分
定員:150名(先着申込順、参加無料)※会場参加のみ

ギャラリートーク

7月8日(土)20時00分~21時00分
定員:15名(オンライン参加は制限なし)

作者プロフィール

写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作、「浅田撮影局 まんねん」(2020年青幻舎刊)と「浅田撮影局 せんねん」(2020年赤々舎刊)を発表。新作個展「浅田撮影局」をPARCO MUSEUM TOKYO、「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。