写真展告知

キヤノンギャラリー50周年企画展

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は、2023年2月に迎える開設50周年を記念した「キヤノンギャラリー50周年企画展」を全国3カ所のキヤノンギャラリーで開催する。

同社は、1973年2月に「キヤノンサロン」(現キヤノンギャラリー)を銀座に開設。以降、半世紀にわたりフォトグラファーの写真表現活動をサポートし、プロ・アマチュアを問わず、写真表現のさまざまな新しい試みを発表している。キヤノンギャラリー銀座では、キヤノンサロンからの通算で2,000回以上の写真展を開催してきたという。

今回、キヤノンギャラリーの開設50周年を記念し、キヤノンギャラリー S、キヤノンギャラリー銀座、キヤノンギャラリー大阪で、企画展「キヤノンギャラリー50周年企画展」を開催することになった。各会場で展示する作品は異なるほか、一部企画展は、キャノンギャラリーSでのみの開催となる。

具体的には、蜷川実花氏、浅田政志氏、レスリー・キー氏、柿本ケンサク氏による各写真展と、キヤノンと特定非営利活動法人京都文化協会が共同で取り組む文化財の高精細複製品制作プロジェクト「綴プロジェクト」の合わせて5つの企画展を開催する。

2024年以降も企画展の開催を予定しており、詳細については確定次第発表するとしている。

キヤノンギャラリーS

開催期間・作家(敬称略・開催順)

蜷川実花:5月9日(火)~6月19日(月)
浅田政志:6月24日(土)~8月7日(月)
レスリー・キー:8月22日(火)~10月3日
綴プロジェクト:10月11日(水)~11月20日(月)
柿本ケンサク:11月28日(火)~2024年1月15日(月)

開催時間

10時00分~17時30分

所在地

東京都港区港南2-16-6 キヤノンSタワー1階

休廊

日曜日・祝日

キヤノンギャラリー銀座

開催期間・作家(敬称略・開催順)

蜷川実花:5月23日(火)~6月3日(土)
浅田政志:7月4日(火)~7月15日(土)
レスリー・キー:9月5日(火)~9月16日(土)
柿本ケンサク:12月12日(火)~12月27日(水)

開催時間

10時30分~18時30分

所在地

東京都中央区銀座3-9-7

休廊

日曜日・月曜日・祝日

キヤノンギャラリー大阪

開催期間・作家(敬称略・開催順)

蜷川実花:5月23日(火)~6月3日(土)
浅田政志:7月4日(火)~7月15日(土)
レスリー・キー:9月5日(火)~9月16日(土)
柿本ケンサク:12月12日(火)~12月27日(水)

開催時間

10時00分~18時00分

所在地

大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト1階

休廊

日曜日・月曜日・祝日

作家プロフィール

蜷川実花

写真家、映画監督。
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。

浅田政志

写真家。1979年三重県生まれ。日本写真映像専門学校研究科を卒業後、スタジオアシスタントを経て独立。2009年、写真集「浅田家」(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。2010年には初の大型個展、「Tsu Family Land 浅田政志写真展」を三重県立美術館で開催。2020年には著書の「浅田家」、および「アルバムのチカラ」(2015年赤々舎刊)を原案とした映画『浅田家!』が全国東宝系にて公開され、10年ぶりの新作、「浅田撮影局 まんねん」(2020年青幻舎刊)と「浅田撮影局 せんねん」(2020年赤々舎刊)を発表。新作個展「浅田撮影局」をPARCO MUSEUM TOKYO、「だれかのベストアルバム」を水戸芸術館で開催した。

レスリー・キー

シンガポール生まれ。フォトグラファーとしてアート、ファッション、広告の撮影、映像監督などを中心に世界各国で活動。彼が手掛ける写真とアートマガジンのシリーズ「SUPER」は、世界の企業やYOHJI YAMAMOTOをはじめとするファッションデザイナーなどと積極的にコラボレーションを仕掛ける。LGBTのポートレートを撮影するプロジェクト「OUT IN JAPAN」は、第19回文化庁メディア芸術祭エンタテインメント部門審査委員推薦作品に選出。2016年より、NHKと共に日本中の人々が夢や目標を共有し、よりよい未来を目指す、2020年のオリンピック・パラリンピックの東京大会の応援をテーマ「→ 2020 レスリー・キーがつなぐポートレートメッセージ」をスタート。オフィシャル写真の2000名以上のポートレート撮影とプロモーション映像を監督している。

柿本ケンサク

映像演出家、写真家。
多くの映像作品を生み出すとともに、広告写真、アーティストポートレートなどをはじめ写真家としても活動。映像作品の多くは、言語化して表現することが不可能だと思われる被写体の熱量、周辺に漂う空気や時間が凝縮されている。美しくダイナミックな世界を作り出すことを得意とし、被写体の人生の断片と繊細な感情の揺らぎを産みだす。対照的に写真作品は、無意識に目の前に広がる世界の断片から新しい視点を見つけ出し「時間」をテーマに作品制作を行っている。2021年大河ドラマ「青天を衝け」メインビジュアル、タイトルバックを演出。映画「恋する寄生虫」が公開された。2022年、NHK「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」をはじめ、映画、ドラマの演出を手がける。また、現代美術家としても多くの写真作品を国内外で発表。