写真展告知
熱田護 F1写真展:コンマ2秒
M16 Galleryで年末年始に開催
2022年12月22日 13:29
デジタルカメラマガジンで80回を数える長期連載「Dramatic Circus(ドラマチック・サーカス)」を担当するモータースポーツ写真家として名高い、熱田護さんが年末年始で写真展を開催する。タイトルは「0.2sec(コンマ2秒)」、開催期間は2022年12月24日~12月28日までと、2023年1月4日~1月28日まで。
コンマ2秒を生活の中で意識することはあまりない。しかし、モータースポーツの頂点とも言われるF1の世界では、このコンマ2秒が大きな壁となる。ライバルよりもコンマ2秒速ければ勝利の美酒に酔いしれ、コンマ2秒遅ければ苦汁を飲むことになる。そうしたギリギリの世界で戦っているF1の世界観がこのタイトルに詰め込まれている。
事実、ハースのエンジニアディレクターの小松礼雄さんは「マシンバランスも良く、ダウンフォースレベルが合っている状態から、さらに0.2秒のタイムを縮めるのはマシンサイドではほぼ不可能です」と語り、スクーデリア・フェラーリのドライバー、カルロス・サインツJrも「初勝利のためには0.1~0.2秒を見つける必要がある」と話している。メカニックにとっても、ドライバーにとっても、この魔性とも言えるコンマ2秒が重要なキーワードになっている。
今回の展示作品は2020年に品川(キヤノンギャラリーS)で開催した「500GP」の作品を再構成したものを中心に、2020~2022シーズンの作品を加え、コンマ2秒の争うドライバーとマシンのベストショットで構成される。デザイナーは写真集『500GP』や『Champion』(ともにインプレス刊)や写真展などでタッグを組んできた福田典嗣さんが担当する。熱田さんの作品をもっとも理解したデザイナーとのタッグは差し詰め、ドライバーとメカニックの関係と言えそうだ。年末年始でF1の世界観にふれてみてはいかがだろうか?
会場では写真集『500GP』(在庫少)と『Champion』、2023年カレンダー『DRAMATIC CIRCUS F1カレンダー 2023』なども販売される。会場限定特典としてクリアーファイルをプレンゼントする(在庫限り)。
会場
M16 Gallery
東京都江東区冬木22-32 森芳ビル1階
開催期間
2022年12月24日(土)~12月28日(水)
2023年1月4日(水)~1月28日(土)
開催時間
11時00分~19時00分(最終日は16時00分まで)
休廊
月曜日、祝日
作者プロフィール
1963年三重県鈴鹿市生まれ。
東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業。
1985年ヴェガインターナショナルに入社。
坪内隆直氏に師事し、2輪世界GPを転戦。
1992年よりフリーランスとしてF1をはじめとする
モータースポーツや市販車の撮影を行う。
F1取材回数は557戦(2022年末時点)
日本レース写真家協会(JRPA)会員
日本スポーツ写真家協会(ANSP)会員