写真展告知

貴重な体験談に触れる企画展「震えるまなざし-撮影者たちが残したことばー」。“キノコ雲”を撮影したカメラも展示

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館で12月29日まで

撮影:深田敏夫(提供:広島平和記念資料館)

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、企画展「震えるまなざし-撮影者たちが残したことばー」を3月1日から開催している。期間は12月29日まで。

1945年8月6日、広島に原爆が落とされた時、湧き上がるキノコ雲をカメラに収めた人たちがいました。それが世界で最初に使用された原子爆弾によって起こされたことを知る由もない中、撮影者は眼の前で起きているとてつもない光景に向かって、「カメラを持っていれば、真実としてそういうものを撮りたい」(深田敏夫、当時16歳)と、本能的にシャッターを切ったのです。

軍所属のカメラマン、写真館の店主、新聞社に勤務する中学生等、全く異なる職業や立場の撮影者たちが、目をそらしたくなる気持ちを押し殺しながら、ファインダーに映る被爆後の悲惨な状況をいかにしてフィルムに収めたのか。そしてその体験を、彼らの鋭い描写力でどのようにことばに表したかを明らかにします。

展示内容

会場

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館
広島県広島市中区中島町1-6 地下1階情報展示コーナー

開催期間

2022年3月1日(火)~12月29日(木)

開催時間

8時30分~18時00分(時期によって異なるためWebサイトで要確認

休館日

12月30日・12月31日