写真展告知
レース写真家 大西 靖がOM-D E-M1Xで撮るSUPER FORMULA
(オリンパスギャラリー大阪) 12月11日から
2020年12月8日 00:00
私は一眼フルサイズでスーパーフォーミュラシリーズのオフィシャル撮影をしているが、今回OM-D E-M1Xを思いっきり試写する機会を得た。モータースポーツモードが備わっていることは知っていたが、果たしてうまく機能して仕事としてちゃんと使えるのだろうか?という疑問を胸にトライしてみた。
ところがそれは杞憂となった。意外にも(失礼ながら)普段と同じような使い方で撮影ができたのだ。そこで更に攻めてスローシャッターや広角レンズでの流し撮りや、テレコンバーターも使用しての撮影も試してみたが、しっかりと作画意図に応えてくれた。
もちろんボタン類の操作系やEVFへの慣れは必要だし、ヘルメットを追い続けるモータースポーツ認識AFにおいてはピント合わせをどのタイミングで開始するか、撮りながら感覚を掴んでいく必要もあった。しかしながら、マイクロフォーサーズのメリットである小型軽量なボディーとレンズは、コースサイドの携帯移動やピットでの撮影でも機動力を発揮してくれた。また、突然の雨でも問題が無かったのはOLYMPUSの機材としては当然のことなのかもしれないが、改めて驚かされた。
なお、今回の写真は新型コロナウィルスの影響もあり、シリーズ戦ではなく昨年末の鈴鹿サーキットと、今年3月の富士スピードウェイで行われたテストで撮影した作品であることをご理解頂きたい。
協力:JRP 日本レースプロモーション
オリンパスギャラリー大阪
開催期間
12月11日(金)~12月25日(木)
開催時間
10時00分~18時00分(最終日は15時00分)
所在地
大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル クリエイティブウォール
休館
木曜日
作者プロフィール
1958年生まれ、東京都出身。鉄道写真から写真の世界に入り、動物写真家田中光常氏に師事。
86年からレース撮影を始め、88年より「オートスポーツ」誌カメラマンとなり、さまざまなカテゴリーのレースを撮影する。
レースの他にも自動車専門誌を中心に活動する。
現在はオフシャルフォトグラファーを務めるSUPER-GT、SUPER-FORMULAの他ル・マン24時間レースなど年間20レース以上を撮影。
動物写真は東アフリカを中心にライフワークとして撮影継続中。
日本レース写真家協会会員 事務局長