写真展告知
嶋田忠写真展:野生の瞬間 華麗なる鳥の世界展
2019年5月27日 07:00
東京都写真美術館では国際的に評価が高く、現在も第一線で活躍する自然写真家・嶋田忠の個展を開催します。
嶋田 忠(1949-)は、カワセミ類を中心に、鳥獣の写真家として世界に知られています。圧倒的な存在感と神々しいまでの生命力をもったカワセミ、アカショウビンを力強く捉えた作品から、湿潤な日本の風土に生きる鳥獣を、日本画の伝統である「自然から学ぶ」意識と感性に裏打ちされた目で捉えた繊細な作品まで、その多彩な表現は高く評価されています。
本展覧会では、作家の約40年に及ぶ創作活動を概観するとともに、「世界最古の熱帯雨林」と言われるニューギニア島を舞台に、不思議な生態と華麗な姿で人々を魅了する貴重な野生動物たちを紹介します。
2020オリンピック・パラリンピック東京大会を目前に控えた現在、映像技術の進化はとどまることを知らず、魅力的で多彩な表現への期待が大きくふくらみます。嶋田忠の優れた感性と最新の技術が融合し、人間の知覚を超えて生み出される“奇跡の瞬間”に、どうぞご期待ください。
会場
東京都写真美術館
東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開催期間
2019年7月23日(火)~9月23日(月・祝)
開催時間
10時00分~18時00分(入館は閉館時間の30分前まで)
木曜日・金曜日は20時00分まで
休廊
月曜日
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日休館
※8月12日、9月16日、9月23日は開館し、8月13日、9月17日は休館
入場料
一般:700円(団体560円)
学生:600円(団体480円)
中高生・65歳以上:500円(団体400円)
作者プロフィール
1949年、埼玉県入間郡大井村(現・ふじみ野市)生まれ。幼少の頃より武蔵野の自然に親しみ、野鳥と共に過ごす。71年、日本大学農獣医学部畜産学科卒業後、動物雑誌『アニマ』(平凡社)創刊に参加、以後フリーランスの写真家として野鳥を中心に独自の表現を開拓している。80年、『カワセミ 清流に翔ぶ』により第17回太陽賞、日本写真協会新人賞を受賞。86年、『火の鳥 アカショウビン』により日本写真協会年度賞を受賞。80年、北海道千歳市に移り住み、以後北海道を拠点に、内外の自然写真を撮り続ける。90年代からは映像作品の制作を手がけ、『エゾモモンガ』によりアメリカ・IBA 国際放送広告賞を、『風 の王国・生命の森』によりギャラクシー奨励賞(日本放送批評 懇談会)を受賞。