写真展告知

久米健弘写真展:淺草情話

私が子供の頃、遊び場として慣れ親しんできた盛り場「淺草」は一時期衰退が顕著でした。 東京スカイツリーが出来て以来雰囲気が一変しました。

昨今は中国、東南アジア系の観光客が仲見世通りを謳歌し、境内はリニューアルされ、糞害 とやらで名物の鳩豆売り場や、ホームレスのベッドになるからとベンチが撤去されてしまい、 庶民の街の面影が無くなってしまったと私は思います。

映画館が全滅し道端の予想屋や露店も道交法違反とやらで姿を消し、ケバケバしい原色の看 板や店頭旗がやたらと目につく昨今の浅草ですが、それでも今も「浅草」には昔ながらの憩いの場や、心の故郷を求めて毎日通う多くの常連さんが、一日中境内の片隅でひっそりとくつろいでいる姿を見受けます。

地元の商店主が「浅草は人間の吹き溜まりヨォー」と言った言葉が印象的でしたが、そんな庶民の街「淺草」の雰囲気を私なりのイメージで表現してみました。

出展作品数:約90点

写真展情報

会場

オリンパスギャラリー東京
東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル地下1階

開催期間

2018年3月2日(金)~3月7日(水)

開催時間

11時~19時(最終日は15時)

休館

木曜日

作者プロフィール

生年月:1940年さそり座
出生地:東京府浅草区(現台東区)浅草七軒町
住所:東京都台東区松が谷2丁目
職歴:高校中退、家業の魚屋を継いで42年、2001年62歳で廃業
前かっぱ橋かおう会商店街振興組合理事長、元台東区商店街連合会副会長

写真歴:写真集団「波」所属。故田中雅夫氏に師事
1968年度「カメラ毎日」「日本カメラ」「フォトコンテスト」月例年度賞

個展歴:
・翔べない雀 新宿ニコンサロン (2001.1.16~29)
・東京順流-1「いま・ここ」 オリンパスギャラリー (2001.6.13~19)
・赤蜻蛉  新宿ニコンサロン (2002.7.16~29)
・東京順流-2「そのときひとり」 オリンパスギャラリー (2004.1.15~21)
・東京順流-3「まちかげ」 オリンパスギャラリー (2006.9.14~27)
・東京順流-4「谷根千綺談」 オリンパスギャラリー (2009.5.28~6.3)
・秩父三十四観音霊場「巡礼道」 オリンパスギャラリー (2015.7.31~8.5)
・「風のつぶやき」エプサイト (2017.9.4~20)

写真集:「風のつぶやき」(日本カメラ社刊)