イベントレポート

【CP+】タムロン、軽量F4ズーム「70-210mm F/4 Di VC USD」のハンズオンを実施

同社初フルサイズEマウントレンズの展示も

CP+2018のタムロンブースでは、開幕直前に発表された新しいレンズ2本が展示された。35mm一眼レフカメラ用の望遠ズームレンズ「70-210mm F/4 Di VC USD」と、タムロン初のフルサイズEマウントレンズ「28-75mm F/2.8 Di III RXD」だ。

70-210mm F/4 Di VC USD

ズーム全域F4の望遠ズームレンズにして、希望小売価格9万5,000円(税別)と比較的安価な製品。重量860g(キヤノン用)という軽さも特徴のひとつだ。発売日はニコン用が4月2日、キヤノン用が4月26日。

会場では透明ケースでの展示のほか、実際に手にとって試すことができた。確かに軽量で取り回しがしやすい印象。外観デザインや操作スイッチ類、鏡筒の手触りなどは、近年のタムロンレンズのそれに準拠していた。

28-75mm F/2.8 Di III RXD

タムロン初のソニーフルサイズEマウントレンズ。APS-CセンサーのソニーEマウントレンズはあったものの、フルサイズのイメージセンサーに対応したのはこれが初めてとなる。2018年中頃に発売予定。価格は未定。

残念ながらCP+2018では、透明ケース内での展示のみ。α9に装着されていた。

競合しそうなソニー純正レンズ「FE 24-70mm F2.8 GM」よりは小ぶりで、重量も550gと軽量。広角側28mmスタートであり(ソニー純正は24mmスタート)、さらに高性能レンズを表す「SP」銘はつかないものの、手軽な大口径標準ズームレンズとして活躍しそうな予感が大だ。

本誌:折本幸治