イベント告知

ニコンフェロー後藤哲朗「ニコンと私、46年を語る」

ニコンF発売60周年記念の展示も

株式会社ニコンは5月10日、同社が運営するニコンミュージアムにおいてトークライブ「ニコンフェロー後藤哲朗『ニコンと私、46年を語る』」を6月15日に開催すると発表した。

後藤氏は1973年に日本光学工業(現:ニコン)に入社。F3の電気回路設計、F4の電気系リーダー、F5のプロダクトリーダーを務め、D3シリーズまでの一眼レフカメラや交換レンズの開発を指揮してきた。2009年には自身が室長を務める「後藤研究室」を社内に設立し、ニコンDfを企画したことでも知られる。

現在は製品の企画開発会議に参席する傍ら、ニコンの持つDNAについて研究・維持向上させる活動を行っているという。トークライブでは、その46年にわたるニコンでのカメラづくりや失敗談・苦労話など様々なテーマについて語る予定。

なお、後藤氏は2019年6月25日をもってニコンを退職予定。ニコンフェローとして最後の活動に入っており、今回のトークライブは後藤氏の活動の集大成のひとつになるという。

後藤哲朗氏

参加申し込みはニコンミュージアムWebページの「お問い合わせフォーム」から先着で受け付けている。定員は100名、参加費は無料。当日は12時30分開場、13時開演、15時終了予定。会場は品川インターシティC棟地下1階会議室(ニコンミュージアムと同じビル)。

歴代の"Fひと桁"が並ぶ「Fヒストリー」

ニコンミュージアム館内では5月7日から、ニコンFの発売60周年を記念した展示が始まっている。1959年のニコンFから2004年発売の現行機種F6まで、Fひと桁シリーズの一眼レフカメラ27機種を展示。ニコン一眼レフカメラの進化を見られるという。展示期間は2020年3月下旬まで。