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Adobe Photoshop CCがアップデート

シンプルなデザインに タッチデバイスにも本格対応

アドビは12月1日、Photoshop CCをアップデートしたと発表した。

最新版のPhotoshop CC(2015.1)ではUIのデザインが変更され、すっきりした外観へと変化。新たに導入された「開始」「最近使用したファイル」ワークスペースもそのひとつで、ここからAdobe Stockのアセットを検索することも可能だ。

また、ツールバーをカスタマイズし、複数のツールをグループにまとめる機能も利用できる。さらにその構成をワークスペースの一部として保存できるようになった。

タッチ対応デバイスへの親和性強化も新UIの特徴。Microsoft Surfaceシリーズなどのタッチ対応デバイスでは、新しいジェスチャー式操作が可能に。例えば、画像に対する2本指でのパン、ズーム、回転といった操作だ。

JPEG書き出しに、著作権などのメタデータを追加する機能も今回から。その他、書き出し時には、複数サイズでのアセットの書き出しや、sRGBカラースペースへの変換が行える。圧縮効果や速度も向上したという。

その他、デバイスの画面に合わせてデザインをレイアウトできる「アートボード」では、ドキュメントの読み込みや配置がいままでより容易に。お気に入りのフォントに☆印をつけたり分類によってフィルタリングできるなど、フォント検索も強化されている。画像を油絵風に変更できる油彩フィルターが復活したのも、以前からのユーザーには懐かしいところだろう。

なお、CameraRAWもアップデートされている。かすみの除去が部分的にかけられるようになった。

起動するとまず開く「開始」ワークスペース。
環境設定。ボタンのデザインなどが変化している。
プリセットのワークスペース「写真」。
「書き出し形式」。複数サイズのJPEG同時書き出しや、著作権情報などメタデータの書き出しに対応する。

(本誌:折本幸治)