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池上洋平写真展「潜む光景」
(ニコンサロンbis大阪)
(2013/3/6 13:51)
作者は、街やその土地の中に時間が静止したかのような場面があることに気付いた。
作者が訪れた街や土地は、どこも似たようなビルや家屋が建ち並び、どの場所も同じ光景が広がっていたが、その中で不意に顔を現す、時間が止まったかのようなシーンに強い存在感を感じ、そこに向けて作者はシャッター切った。その瞬間が喧騒の中であれ、静寂の中であれ、本来の時間の流れとは乖離した場面であるようにも感じた。
普段私達が見聞きしている騒がしい世界の裏側をこじ開けて凝視する行動は、作者に冷静な感情と、時には興奮を与え、その瞬間を淡々と、またある時には高揚しながら作者はシャッターを切った。
展示する作品は、そんな土地や街に潜むつい見過ごしてしまうような光景を、作者なりに捉えて形にしたもので、時が過ぎていくであろう、その光景を写真として表したものである。
モノクロ37点。
(写真展情報より)
池上洋平写真展「潜む光景」
- 会場:ニコンサロンbis大阪
- 住所:大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエスト・オフィスタワー13階
- 会期:2013年3月21日(木)~2013年3月27日(水)
- 時間:10時30分~18時30分(最終日は15時まで)
- 休館:会期中無休