パイオニア、中国でデジタルカメラ事業に参入


 パイオニア株式会社は4日、中国市場でデジタルカメラ事業に参入すると発表した。中国の電器量販大手の蘇寧電器チャネルで販売する。売上目標は2015年で50万台。

 パイオニアは2009年11月に蘇寧電器と戦略的提携契約を結んでおり、新たにデジタルカメラ販売などについて合意した。パイオニアブランド商品のラインナップに、重要が急拡大しているというデジタルカメラを追加。中国での事業拡大を図る。

 デジタルカメラの生産はODMを利用。亜洲光学とのパートナーシップを活用することで、「品質・コストを含めた競争力の高い商品展開を図る」としている。

 また、AV商品のラインナップモデル数と展示店舗数を拡大。商品モデル数を従来比2倍以上に、2014年での展示店舗数を1,000店以上を目指す。加えて、戦略的提携および薄型テレビのブランド提携期間を5年から10年に延長。今年度中に薄型テレビの商流を変更し、パイオニアグループの売上とするという。薄型テレビの2015年売上目標は100万台。



(本誌:折本幸治)

2011/8/4 18:21