アップル、「Aperture 3」の最新アップデート
アップルは22日、画像管理ソフト「Aperture 3」のアップデートを公開した。バージョン番号は3.1.1。
Aperture 3 |
更新内容は全体的な安定性とパフォーマンス改善のほか、以下の特定の問題の修正も含む。
・iLife '11互換性
- Apertureライブラリでビデオクリップをスキャンしているときに、iMovie '11が応答を停止することがある問題を修正した
- Apertureライブラリがほかのアプリケーションのメディアブラウザに表示されない問題を修正した
・読み込み
- Macにカメラを接続するとApertureが突然終了することがある問題を修正した
- 画像とテキストファイルの両方を含むフォルダをFinderからApertureにドラッグすると、まれに画像ファイルが削除されることがある問題を修正した
- 「フォルダをプロジェクトとアルバムとして読み込む」オプションを使ってライブラリに追加した画像を正しく読み込めないことがある問題を修正した
- 「フォルダをフォルダとプロジェクトとして読み込む」オプションを使っていて、ソースフォルダに1つまたは複数の画像以外のファイルが含まれている場合に読み込みをキャンセルすると、Apertureが突然終了する問題を修正した
- iPadを接続して読み込みウィンドウを開いてからiPhotoライブラリを読み込んだ場合に、Apertureが突然終了する現象を修正した
・アップグレード
- ライブラリを3.0から3.1にアップグレードした後に、ApertureのFirstAidが正しく起動しなくなることがある問題を修正した
- Aperture 3.0ライブラリをアップデートするときに、Aperture 3.1が突然終了することがある問題を修正した
・調整
- クイックブラシを使った補正の際に、「ノイズ除去」の調整機能で「半径」と「エッジ詳細」のスライダが正しく表示されるようにした
- キーボードショートカットを使って調整プリセットを適用すると、画像に対してすでに行なった調整がリセットされる問題を修正した
- リフトとスタンプHUDで、ブラシを使って適用された調整の横に「ブラシ」という用語が正しく表示されるようにした
・Webパブリッシング
- Flickr Photostreamに公開する画像の「写真を表示できるユーザ」の設定をApertureで正しく行なえるようにした
- 公開したWebアルバムをソースリストから削除すると、Apertureが応答しなくなることがある問題を修正した
- Apertureでサイズを「実際のサイズ」に設定している場合に、ApertureがFlickr Proアカウントに「Web」のサイズで画像をアップロードしないようにした
- www.me.comでアカウントパスワードを変更すると、ApertureソースリストからMobileMeアカウントが削除されることがある問題を修正した
・スライドショー
- 「スライドを主オーディオトラックに合わせる」ボタンをクリックすると、Apertureが突然終了することがある問題を修正した
・ボールト
- ネットワークボリュームに保存されているボールトをアップデートするときに、Mac OS X 10.5.8 Leopardを実行中のコンピュータで、Apertureがときどき応答しなくなる問題を修正した
Aperture 3は、デジタル写真の管理・現像・Web共有などを行なうためのソフト。顔認識や撮影地を表示する機能も備える。対応OSはMac OS X 10.5.8または10.6.2以降。価格はパッケージ版が1万9,800円、MacAppStoreで販売するダウンロード版が9,000円。
2011/3/23 12:18