【CP+】女性“だけ”を意識したコンセプト展示を行なうエツミ


 エツミブースは、「フォト女」をコンセプトとした女性向けカメラアクセサリーの参考展示を大きく展開。同社が取り扱う各ブランドの新製品も出品していた。

エツミブース

 担当者によると、これまでの“女性向け”を謳うアクセサリーはカラーバリエーションに女性的な色を用意するなど、完全な女性向けの製品ではなかったという。同社がフォト女で展開する製品は女性だけを意識したものとし、参考展示を見た来場者の女性からは「やっとこちらを向いてくれた」との意見があったという。ブースは夏前のフォト女の立ち上げに向けたコンセプト展示としていた。

「フォト女」を前面にアピールコンセプチュアルな参考展示を行なっていた

 既存のTRUEシリーズのカメラバッグは、カメラ店のセミナーなどでプロ・アマ300人にアンケートを行なって開発したという新製品「Photo'sショルダーバッグ」を展示。1万2,600円で4月に発売する。

Photo'sショルダーバッグ。カラーはブラックとグレー可動式の仕切りを備える

 アンケート回答者は女性が8割だったといい、サイドポケットも女性の声を反映したポイント。女性の指では底まで届かないとの意見があり、手がすっぽり入るような開口部とすることで対応した。

女性の指の長さに配慮したサイドポケット。フラップはマグネット式背面にはトロリーのハンドルに固定できるよう工夫。ポケットはA4が差し込めるサイズという

 素材は帆布やコットンを採用してほしいとの要望もあったが、コストや重量を検討した結果、すでにほかのバッグで採用している素材とした。実売価格で1万円を超えたくないとの思いがあったそうだ。クッションは一般的な10mmから必要十分と判断した7mmに削減。重量は620gと、サイズのわりにとても軽量だった。

 開口部は前面のポケットも含めダブルジッパーとした。前面ポケットは厚みを持たせないよう配慮。ショルダーパッドは必要・不要の意見が半々で、着脱式とした。固定式のショルダーパッドを採用するバッグでは、ストラップの長さによってはパッドが肩の位置にこないことがあり、それに配慮した。ストラップの長さはたすき掛けも可能という。

前面のポケット500mlのペットボトルが入るポケットも

 ほかにもカメラストラップやリモートレリーズなど、アクセサリー新製品を多数展示していた。

陸上競技をイメージしたネックストラップ。800円で発売済み鉄道の車両を想起させるカラーリングの「レールウェイ カメラストラップ」
カメラストラップに取り付けるレンズキャップケースも新製品アイレットタイプのストラップ取り付け部に使用するカバーは390円。カメラ本体がカラフルになった昨今のニーズに応える
「ライブビューリモートコントローラー」の体験コーナーは常に人だかりが出来ていた「タイマーリモートレリーズ」も人気製品。純正で用意のないカメラに対応するモデルが人気という
乾燥剤を内蔵するボディ/レンズキャップも展示。キヤノンEF、ニコンF用を用意する

 テンバブランドの製品は、総輸入元移管による値下げを前面アピール。その中で、カメラカート「ローディーII フォト/ラップトップケース」シリーズ、「メッセンジャーバッグ」のミニサイズ(1万3,440円)および「メッセンジャーカメラバッグ」のスモールサイズ(1万7,640円)を展示していた。いずれも近日発売。

 ローディーIIは、17インチMacBook Proまで対応する「ラージ」(5万2,290円)、同15〜17インチに対応する「ユニバーサル」(4万7,040円)、27×38×4cmのノートパソコン収納部を持つ「コンパクト」(4万1,790円)の3タイプを用意する。

カメラカート「ローディーII フォト/ラップトップケース」シリーズ。左からラージ、ユニバーサル、コンパクト。
メッセンジャーバッグのミニサイズ(左)と発売済みのS(右)ノートパソコン収納部は、13インチMacBook Proまで対応するという
発売済みのメッセンジャーカメラバッグ(右)と新製品のミニサイズ(左)既存モデルの幅を短くしたとのこと

 ビアンキやハマなど、各ブランドのカメラバッグ新製品も展示。メイド・イン・ジャパンをアピールする新しいカメラバッグシリーズの参考展示もあった。

参考出品していたビアンキのカメラバッグ発売済みの新製品も展示していた
hamaの「aha」シリーズのカメラケース。カラーごとにマテリアルが異なる点も特徴ahaのカメラバッグ
メイド・イン・ジャパンを特徴とする新しいカメラバッグシリーズの参考出品も同シリーズ参考出品の一例

 リーベックの動画用三脚システム「RS-250」は、デジタル一眼レフカメラでの動画撮影向けにアピール。カウンターバランスを備えるヘッドは1.8〜5kgの機材に対応。どの位置で手を離してもぴたりと静止する。細かなフリクション調節も可能。他社の同種製品は20〜30万円が相場だが、同社製品は約12万円とリーズナブルな点も特徴としていた。

RS-250にEOS 5D Mark IIと動画撮影向け機材を搭載したところ三脚にグランドスプレッダーとフットパッドを装着したところ。好みに応じてオプションのミッドスプレッダーにも交換可能

(本誌:鈴木誠)

2011/2/11 15:51