パナソニック、第3四半期は増収増益に


 パナソニック株式会社は2日、平成23年3月期の第3四半期の連結業績(2010年4月1日〜2010年12月31日)を発表した。売上高は6兆6,533万6,100万円(27.5%増、かっこ内は前年同期比、以下同)、営業利益は2,643万3,200万円(同103.5%)、税引前利益は2,273億2,000万円(316.0%増)、四半期純利益は1,147億100万円。

 事業セグメント別では、デジタルカメラを含むデジタルAVCネットワークが売上高2兆5,854億円(変わらず)、営業利益1,012億円(91%増)。売上では携帯電話やデジタルカメラの売上高は減少したものの、ブルーレイディスクレコーダーや薄型テレビが伸びた。利益面では固定費削減や合理化努力により、円高の影響などをカバーしたという。

 なお、第3四半期におけるデジタルカメラの売上高は524億円(14%減)。3四半期累計では1,505億円(9%減)となっている。

 そのほか、アプライアンスが売上高9,742億円(8%増)、営業利益819億円(41%増)。電工・パナホームが売上高1兆2,805億円(8%増)、営業利益540億円(149%増)。デバイスが売上高7,138億円(1%増)、営業利益291億円(28%増)。三洋電機が売上高1兆2,230億円、営業利益4億円。その他が売上高8,229億円(21%増)、営業利益352億円(326%増)。

 通期の見通しは、2010年7月29日の公表から変更はない。売上高8兆9,000億円(20%増)、営業利益3,100億円(63%増)、税引前利益2,100億円、純利益850億円。

(本誌:折本幸治)

2011/2/2 19:46