ソニー、業務用デジタルフォトプリンター事業をDNPに譲渡
ソニー株式会社と大日本印刷株式会社は22日、業務用デジタルフォトプリンター事業を大日本印刷(DNP)に譲渡することに合意し、契約を締結したと発表した。事業譲渡実行日は2011年4月1日。
ソニーが全世界で擁するデジタルフォトプリンター事業(プリンターの製造は除く)の顧客取引を、DNPに譲渡する。これに伴い、ソニーが全世界で保有する顧客取引をDNPへ承継し、同事業の従業員の一部をDNPに転籍する。
ソニーはプロフェッショナルソリューション事業のさらなる競争力強化に向けて、事業の集中と選択を実施するとし、医療用途の業務用プリンター事業に特化する。
DNPは1980年代後半より昇華型プリントメディアの生産を行なっており、現在はデジタルカメラやカメラ付き携帯電話などで撮影した画像のプリントメディアとして、世界各国の写真店や大手リテーラー向けの業務リテーラー向けの業務プリンターや家庭用プリンターに供給している。
今後はソニーが設置した写真即時プリントや証明写真用プリンターに対して、DNPが昇華型プリントメディアを供給する。ソニーの業務用デジタルフォトプリンターの顧客を承継することで、デジタルフォトプリント事業のさらなる強化・拡大を図る。
2010/11/22 17:41