【フォトキナ】3Dinlifeが200ユーロの3Dデジカメを出品


 中国の3Dinlifeは、実売200ユーロの3Dデジタルカメラ「SDC-820」を出品した。ドイツではすでに販売を開始しており、日本でもクリスマス以降にリリースする予定という。
 

SDC-820

 右目用と左目用のレンズからなる2眼式のコンパクト3Dデジタルカメラ。大きさは110.8×69.8×25.5mmと一般的なスタイリッシュコンパクトデジタルカメラに近い大きさに収まっている。

 1/2.5型で5MピクセルのCMOSセンサーを2つ搭載する。レンズは固定焦点式で実焦点距離7.5mm、F3.2。左右レンズの間隔は50mm。

上部に2Dと3Dの切り替えスイッチを備える3D表示にしたところ。背面の液晶モニターはパララックスバリア式
この4色以外にもホワイト、ブラック、シルバーを用意する別売の3Dメガネ「SCV-3188」。25〜30ドル程度

 2Dと3Dの両方が記録できる。3D記録時はMPOフォーマットではなく、1つの画像に右目用と左目用の画像を記録するサイドバイサイド方式で記録する。PCディスプレイやテレビで表示すると2枚の写真が表示され、別売の3D対応メガネ「SCV-3188」をかけると立体視ができる仕組み。そのため、3D対応ディスプレイや3D対応テレビではなく、一般的な表示デバイスで3Dを楽しめるとしている。

 液晶モニターは3型。パララックスバリア式のため裸眼で立体視ができる。なお、2Dと3Dの切り替えは本体上部のスイッチで行なう。3D撮影時の立体感の調節も可能。720pの動画撮影も可能で、HDMI端子も備える。記録メディアはmicroSDカード。電源はリチウムイオン充電池。




(本誌:武石修)

2010/9/24 18:32