キヤノン、「EOS-1Ds Mark III」「EOS-1D Mark III」「EOS 5D Mark II」の最新ファームウェア
キヤノンは17日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1Ds Mark III」、「EOS-1D Mark III」、「EOS 5D Mark II」について、最新ファームウェアを公開した。12月下旬発売予定のワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E2 II B」、または「WFT-E4 II B」への対応が主な内容。
それぞれのバージョン番号は次の通り。
- EOS-1Ds Mark III:1.2.0
- EOS-1D Mark III:1.3.0
- EOS 5D Mark II:1.2.4
いずれも更新することで、WFT-E2 II B(EOS-1Ds Mark III、EOS-1D Mark III)、WFT-E4 II B(EOS 5D Mark II)との組み合わせが可能になる。また、カメラの通信モードの表記が次のように変化する。
- FTP→FTP転送
- PTP(PC)→EOSUtility
- HTTP→WFTserver
- HTTPアカウント→WFTアカウント
加えてEOS 5D Mark IIのみ、バルブ撮影を繰り返した場合、ノイズが多い画像となる場合がある現象を修正した。カスタムファンクションのII-1「長秒時露光のノイズ低減」を「2:する」にして、撮影した画像を生成中に次の撮影を行なうと、ノイズが多い画像になる問題が解消するという。
なおキヤノンは17日、既存のワイヤレスファイルトランスミッター「WFT-E2」および「WFT-E2A」の最新ファームウェアも公開している。内容は、12月下旬発売予定のデジタル一眼レフカメラ「EOS-1D Mark IV」への対応。
WFT-E2 II Bは、EOS-1D Mark IV用としてキヤノンが10月20日に発表した製品。対応カメラに取付けることで、撮影画像を無線または有線LANで送信できる。発表時、対応機種としてEOS-1D Mark IVしかアナウンスがなかった。
【2009年12月22日】初出時に漏れていたWFT-E4 II Bに関する情報を追加しました。
2009/12/17 16:11