ペンタックス、2.7型"でか液晶"採用のエントリーモデル「Optio E80」


 ペンタックスは、エントリークラスのコンパクトデジタルカメラ「Optio E80」を8月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万円前後の見込み。

Optio E80Optio E80(正面)
Optio E80(背面)Optio E80(上部)

 単3電池2本で駆動するエントリーモデル。2009年2月発売の「Optio E70」の後継機種で、液晶モニターが2.7型に大型化している。E70で搭載した「でかボタン」と「でか文字」表示を継承。液晶モニターの大型化と合わせて文字を一回り大きくすることで、使いやすさを向上したという。

 撮影シーンに応じた露出や感度などが自動設定される「グリーンモード」を搭載。メニュー設定に迷うデジタルカメラ初心者や、誰かに撮影を頼むようなケースを想定している。被写体の状況をカメラが判断し、最も適した撮影モードを自動的に選択する「オートピクチャー」モードも利用可能。

 撮像素子は1/2.33型の有効1,000万画素CCD。焦点距離31.5~94.5mm相当(35mm判換算)、開放F2.9~5.2の3倍ズームレンズを採用する。最短撮影距離は、広角端が0.5m、望遠端が0.5m。マクロモードでは広角端で10cmまでの接写が可能。

 1,280×720ピクセルの動画記録も可能で、動画記録時に手ブレ補正「Movie SR」が利用可能。静止画には電子式手ブレ補正を適用できる。

 液晶モニターは約23万ドットの2.7型。約11.2万ドットの2.4型だったOptio E70に対し、解像度と画面サイズがアップしている。電源は単3電池2本で、アルカリ、リチウム、ニッケル水素充電池に対応する。バッテリー寿命は約210枚。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードおよび約6MBの内蔵メモリー。

 本体サイズは約101.5×25×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約125g(電池・SDメモリーカード含まず)、約175g(電池・SDメモリーカード含む)。



(本誌:鈴木誠)

2009/8/6 10:00