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中判相当55mmイメージサークル対応の屈折望遠鏡「NAKOH 92GX」

株式会社サイトロンジャパンは、NAKOHブランドのアポクロマート屈折望遠鏡「92GX」を10月9日(金)に発売する。

口径92mm、焦点距離598mm、口径比F6.5のペッツバール式アポクロマート光学系を採用。

ペッツバール式は中心像がシャープで明るいF値を得やすい一方、像面湾曲やコマ収差などが残りやすく、そのままでは画面周辺まで均一な星像が求められる天体撮影には適さないという。

そこで、前群を分離式の3枚構成、後方のレンズを分離式の2枚構成として、すべてのレンズをスペーサーで分離した5群5枚構成を採用。ペッツバール式の光学設計をもとに、天体撮影向けの収差補正を施した。

また、前群と後群がそれぞれ異なる収差を個別に補正することで、画面中心から中判カメラ相当(55mm)のイメージサークル全域で、像面の平坦性と星像の均一性を確保した。

カメラ接続用に、4分割構成の撮影用アダプターが付属する。末端パーツとして、M48アダプターとM54アダプターを用意しており、カメラに合わせて交換が可能。アダプターを交換しても合焦位置は変わらない。

アダプター内部には48mmフィルター取り付けネジを設けているほか、迷光やゴースト、フレアを低減するためのつや消し処理を施している。

眼視観望用には、差し込み径31.7mmと50.8mmの接眼アダプターが付属。各種アイピースやアクセサリーを取り付けられるほか、CMOSカメラを装着した電視観望にも対応する。

接続機器の合焦範囲は、眼視時が73~116mm、撮影時が37~80mm。

ラックアンドピニオン式のデュアルスピードフォーカサーを搭載。ドローチューブには、目盛りが刻印され、ピント位置の確認などに利用できる。さらに、電動フォーカサーの装着にも対応。側面にはファインダー台座用のM4ネジ穴を設けた。

金属製ハンドルは着脱式。各種アクセサリーの取り付けに対応するM4/M6ネジ穴を備えている。

幅狭タイプと幅広タイプのドブテイルバー、フォーカスノブの保護キャップ、収納ケースが付属する。

提供:株式会社サイトロンジャパン(©Dan Conover NGC 4565 | NAKOH 92GX + Player One Poseidon-C Pro)
  • 口径:92mm
  • 焦点距離:598mm
  • 口径比:F6.5
  • 光学系:5群5枚ペッツバール式アポクロマート(日本製SDガラス1枚、EDガラス1枚使用)
  • イメージサークル:55mm
  • 接眼部:31.7mm/50.8mm差し込み式
  • カメラ取り付けアダプター:M48/M54
  • 合焦範囲:73~116mm(眼視時)、37~80mm(撮影時)
  • フォーカサー:ラックアンドピニオン式デュアルスピードフォーカサー(繰り出し量43mm)
  • フィルター取り付け:撮影用アダプター内に48mmフィルター取り付けネジを内蔵
  • 視野回転装置:360°回転、目盛り付き
  • ドブテイルバー:幅狭タイプ・幅広タイプ(各300mm)
  • 全長:502mm(フード収納時)/588mm(フード展開時)
  • 重量:約5.24kg(鏡筒のみ)、約6.88kg(鏡筒バンド・ドブテイルバーを含む)
  • 価格:35万2,000円
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。