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ふたご座流星群が12月14日に極大 2夜連続で観測の好機
1時間で最大50個の観測予想
2025年12月11日 14:47
国立天文台は、ふたご座流星群が12月14日(日)17時00分頃に極大を迎えると発表した。最も多くの流星が見られる極大夜は12月14日夜から翌15日(月)の明け方と予想される。
12月13日(土)夜から翌14日(日)明け方、12月14日(日)夜から翌15日(月)明け方の2夜にわたり、普段より多くの流星が観測できる見込み。未明には下弦を過ぎた細い月が昇るものの、月明かりの影響は限定的で、好条件での観察が期待できる。
空の暗い場所で観察した場合、12月14日(日)21時00分頃には1時間あたり30個の流星が出現する見通し。放射点が高くなる12月14日(日)23時00分から翌15日(月)2時00分頃には1時間あたり50個程度と、最も多くの流星が期待できるという。その後、細い月が昇った後も明け方にかけて1時間あたり35個から45個程度の流星が見られる予想だ。
極大夜前日の12月13日(土)夜から翌14日(日)の明け方も、かなり多くの流星が観測できる見込み。空の暗い場所では14日午前0時から4時頃にかけて、1時間あたり40個から45個程度の流星が期待される。
流星は放射点を中心に放射状に出現するが、放射点付近に限らずあらゆる方向に現れるという。観察時はできるだけ広い範囲の空を見渡すことが推奨されている。
屋外の暗さに目が慣れるまで最低15分程度は観察を継続するとよいとのことだ。
