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仙台市博物館“室生寺展”に土門拳・三好和義の作品展示

 仙台市博物館は、7月4日から8月24日にかけて「東日本大震災復興祈念特別展 奈良・国宝室生寺の仏たち」を開催する。観覧料は一般1,400円、大学・高校生1,100円、小・中学生700円。

 十一面観音菩薩立像や釈迦如来座像などの国宝をはじめとする、室生寺の仏教美術を一堂に展示するもの。五重塔が台風被害を受けた経験を持つ室生寺からの申し出で、東日本大震災復興祈念の展覧会が開催されることになったという。

 同展では、室生寺を愛した写真家の作品展示も行なう(以下引用)。

室生寺に魅せられた写真家は多くいますが、中でも土門拳は、そのたたずまいを愛し、著作『古寺巡礼』でも室生寺を別格扱いで取り上げました。土門拳に加えて、飛鳥園の小川晴暘(せいよう)・光三(こうぞう)親子、三好和義の写真パネルを展示して室生寺の魅力を多角的に紹介します。

 なお、8月2日の13時30分から15時にかけて、「写真家の聖地 室生寺」というテーマで三好和義氏のトークショーが行なわれる。申し込み制・聴講無料。

 室生寺は奈良県北東部に位置し、奈良時代に創建。女人禁制とされてきた高野山に対し、古くから女性の信仰を受け入れたことから「女人高野」の名で親しまれ、土門拳の愛した寺としても知られる。

 仙台市博物館の所在地は、仙台市青葉区川内26番地(仙台城三の丸跡)。開館時間は9時〜16時45分。休館は毎週月曜日(7月21日は開館)と7月22日。

(本誌:鈴木誠)