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キヤノン、「EOS-1D X」と「EOS-1D C」でAFが合焦しない現象

グリスの塗布不足が原因。無償点検・修理で対応

 キヤノンは18日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」およびデジタルシネマカメラ「EOS-1D C」の一部において、AFが合焦しないなどの現象が発生すると発表した。

EOS-1D X(2012年6月発売)
EOS-1D C(2012年12月発売)

 いずれのカメラも、対象の個体においてカメラ駆動機構へのグリスの塗布不足により摩耗が生じ、下記の現象が発生する可能性があるという。

  • AFが合焦しない。(摩耗に伴う微小な粒子の影響)。
  • 撮影中、ファインダー内の像がぼやける、または安定しない。(摩耗が進んだ場合)

 対象となる個体は以下の通り。

EOS-1D X

カメラの機番の左から6桁目の数字が、“1/2/3/4/5/6/7”のもの。
「xxxxx1xxxxxx」、「xxxxx2xxxxxx」、「xxxxx3xxxxxx」、「xxxxx4xxxxxx」、「xxxxx5xxxxxx」、「xxxxx6xxxxxx」、「xxxxx7xxxxxx」(xは任意の数字)。

EOS-1D C

カメラの機番の左から6桁目の数字が、“1”のもの。
「xxxxx1xxxxxx」(xは任意の数字)。

 なお、いずれの機種も対象の機番であってもカメラの電池室に以下のマーキングがどちらか一方にあれば、対象製品ではない。

黄色の丸部の様に白い「A」のマークがある。
黄色の丸部の様にこの部分が「黒く」なっている。

 対象製品については無償で点検および修理を行なう。6月25日から対応予定で、準備ができ次第Webサイトで告知するとしている。

(本誌:武石修)