北井一夫写真展「神戸港湾労働者」(ギャラリー冬青)


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「抵抗」は売れることも話題にのぼることもなく、印刷費用の借金が残っただけだったが、とりあえず私の写真家としての出発だった。「抵抗」に疲れて一時故郷の神戸へ帰ることにした。その6ヵ月間は「神戸港湾労働者」を撮っていた。エリア・カザン監督の映画「波止場」を見た影響だったと思う。1966年全学連新聞の編集者から新聞掲載のために学生運動の写真を撮ってほしいという依頼があり、再び上京した。今海外で話題になっている「過激派」も、この時代に生まれた作品だ。

(写真展情報より)

 北井一夫氏と藤村里美氏(東京都写真美術館学芸員)によるトークショーを12月1日に開催する。時間は15時~17時。参加費は1,000円。要予約。詳細は冬青社のページで。

  • 名称:北井一夫写真展「神戸港湾労働者」
  • 会場:ギャラリー冬青
  • 住所:東京都中野区中央5-18-20
  • 開催日:2012年11月29日~2012年12月25日
  • 時間:11時~19時
  • 休館:日、月、祝日(12月24日はオープン)

(本誌:武石修)

2012/11/15 00:00