前田義夫写真展「時はゆっくり流れて…」(オリンパスギャラリー大阪)


(c)前田義夫


ここ琵琶湖を持つ近江の国は、美しい自然環境に恵まれています。

古くからたくさんの人や物資・情報が行き交い、長い歴史と文化が存在し、数々の歴史の舞台となった場所です。いま、この場所を訪れてみると、かつては、多くの人で賑わった宿場町・漁村・水郷などの痕跡が残っています。そのような古 (いにしえ)の景色も、時代とともに変化していくが、何年経っても変わらない心の景色は、ここには残っている…

湖の静寂な佇まい、聞こえてくるのは葦の間を渡る風の音とトンビの鳴き声、この空間の静けさの中で、心ゆくまで景色を眺めていると、古(いにしえ)の空間へとタイムスリップして行くような感覚に陥ります。

五感で感じられる景色、ゆったりとした時間の流れを感じます。日本人の心から忘れさられようとしている原風景は、この混沌とした社会から、私たちが本来の自分を取り戻すためのメッセージを伝え続けている。

(写真展情報より)

  • 名称:前田義夫写真展「時はゆっくり流れて…」
  • 会場:オリンパスプラザ大阪内オリンパスギャラリー
  • 住所:大阪府大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル1階
  • 会期:2012年8月30日〜2012年9月5日
  • 時間:10時〜18時(最終日15時まで)
  • 休館:日曜・祝日



(本誌:折本幸治)

2012/8/9 13:08