尾崎一郎写真展「緑彩水景」(ペンタックスフォーラム)


(c)尾崎一郎

人類と自然環境との相互関係が重視され、注目される時代背景から、エコに因んで緑と水の融合する風景を選び、「緑彩水景」と題して撮影を試みた。自然の緑には、様々な色彩的なバリエーションがあり、常緑性と落葉性のものが混在し、光彩によって美しい緑の濃淡をつくり、緑したたる森や林、草や苔が渓谷を彩ります。水流は、緑の合間を縫って流れ、植物に水分や栄養分を供給する。その流れは、超スローシャッターの技法によるブレ、ボケの効果によって、雲海や霧、霞といった気体化された映像が定着され、豊かでソフトなフォルムを描く、私なりに緑と水は黒をベースとして演出し、黒によって緑はより鮮やかなグラデーションを描き、ソフトな水の形と融合させた情景として表現してみた。すべてを緑一色のパンフォーカスを基調に、水と緑が醸し出す緑彩水景として発表した。

尾崎一郎(写真展情報より作者のコメントを引用)

  • 名称:尾崎一郎写真展「緑彩水景」
  • 会場:ペンタックスフォーラム ギャラリーI
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
  • 会期:2012年5月9日〜2012年5月14日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は16時まで)
  • 休館:火曜日

(本誌:鈴木誠)

2012/4/25 00:00