川村容一写真展「葛飾小菅、昭和のある町」(ペンタックスフォーラム)


東京拘置所のある町、葛飾区小菅。都心からわずか10キロほどの距離にあり、旧水戸街道が通る小さな目立たない町です。
私は自分の住む町の隣なのにあまり関心が湧かないまま、この地に40年以上住んでしまいました。最近拘置所周辺の景色の変化に気付き記録を始めました。この町に住む人々の暮らしなどは、私の生まれた昭和30年代の雰囲気が残っています。現在小菅の建物、人々の暮らしは急激に変わろうとしているようです。重要な価値ある文化財ではないかもしれませんが、市井の暮らしぶりを残す事も重要です。だからこそ、より精密に細部にこだわり記録を残そうと思いました。夜は人工の照明に浮かび上がる姿をカラーで表現しました。ドラマチックではない、日常を記録する事が大切だと感じています。
(写真展情報より)

  • 名称:川村容一写真展「葛飾小菅、昭和のある町」
  • 会場:ペンタックスフォーラム
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB(中地下1階)
  • 開催日:2012年2月29日~2012年3月12日
  • 時間:10時30分~18時30分(最終日は16時まで)
  • 休館:火曜

(本誌:武石修)

2012/2/14 00:00