キヤノン、「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」をリニューアル
キヤノンは、望遠ズームレンズ「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II」を7月29日に発売する。価格は4万7,250円。
EF-S 55-250mm F4-5.6 IS II |
同社が2007年11月に発売したAPS-C機専用レンズ「EF-S 55-250mm F4-5.6 IS」の後継モデル。光学系はそのままに、外観のデザインをリニューアルした。外観を2011年3月に発売した「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS II」などと統一性のある意匠とした。「EOS Kiss X5」や「EOS Kiss X50」のダブルズームキットに含まれる望遠ズームレンズも、順次新型に切替える。
外観では、これまで鏡筒に記載してあった製品名称を前面レンズの外周部分に写したほか、ズーム環前部を“IMAGE STABILIZER”から“Canon”ロゴに変更した。また、レンズ取り付け指標は立体形状から印刷にした。加えて、ズーム指標部分をメタリック色から黒レザートーン塗装に変更している。最短撮影距離表示は花のアイコンから“MACRO”になった。さらに、キズ防止リングをゴムからプラスチックに変えている。
光学性能は従来品と変らない。焦点距離は35mm判換算で88-400mm相当。シャッター速度換算で最大約4段分の手ブレ補正機構「IS」を搭載する。UD(Ultra Low Dispersion)レンズによる各種収差の補正を行なったほか、レンズは位置とコーティングの最適化で、フレアやゴーストを抑制したとする。
レンズ構成は10群12枚。絞りは円形の7枚絞り。最短撮影距離は1.1m。最大撮影倍率は0.31倍(望遠端時)。フィルター径は58mm。外形寸法は70×108mm(最大径×高さ)。重量は390g。
オプションでレンズフード「ET-60」を用意する。価格は1,260円。
2011/7/12 14:00