【CES】キヤノン、エントリー向けコンパクト4機種を発表


 デジタル一眼レフカメラから複合機までを展示したキヤノンは、エントリー向けコンパクトデジタルカメラ「PowerShot A」シリーズ4機種を発表した。米国では2月から3月にかけて発売する。いずれも国内での発売は未定。

キヤノンブース

 「PowerShot A3300 IS」は、1/2.3型有効1,600万画素CCD搭載。米国での価格は179.99ドル。画像処理エンジンはDIGIC4。最高感度はISO1600。720pの動画撮影が可能。レンズは、35mm判換算の焦点距離28-140mm、F2.8-5.9の5倍ズーム。光学式手ブレ補正機構も備える。モードダイヤルも利用できる。液晶モニターは3型。

 記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。電源はリチウムイオン充電池。本体サイズは95.1×56.7×23.9mm、バッテリーと記録メディアを含む重量は約149g。ブラック、ブルー、シルバー、レッド、ピンクを用意する。

PowerShot A3300 IS

 「PowerShot A2200」は、1/2.3型有効1,410万画素CCDモデル。米国での価格は139.99ドル。PowerShot A3300 ISとの主な機能の違いは画素数、ズーム倍率、液晶モニターなど。レンズは広角28mm相当からの4倍ズームを採用した。また、液晶モニターは2.7型となっている。画像処理エンジン、感度、動画撮影性能などは同じ。バッテリーも共通。本体サイズは93.2×57.2×23.6mm、バッテリーと記録メディアを含む重量は約135g。ブラック、ブルー、レッド、シルバーを用意する。

PowerShot A2200

 「PowerShot A1200」は、PowerShot A2200のセンサーを1/2.3型有効1,210万画素にして単3電池×2本に対応したモデル。米国での価格は109.99ドル。このクラスでは珍しく、光学ファインダーを搭載している。レンズや液晶モニターなどはPowerShot A2200と共通モードダイヤルも装備している。本体サイズは97.5×62.5×30.7mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約185g。シルバーとブラックを用意する。

PowerShot A1200

 「PowerShot A800」は、各機能をシンプルにすることで米国価格89.99ドルを実現したモデル。撮像素子は1/2.3型有効1,000万画素CCD。レンズは広角37mmからの3.3倍ズーム。今回の新製品の中では本機のみ画像処理エンジンがDIGICIIIとなっている。HD動画の撮影機能も省略した。液晶モニターは2.5型。電源は単3電池×2本。本体サイズは94.3×61.6×31.2mm、バッテリーと記録メディアを含む重量は約186g。ブラック、レッド、シルバーを用意する。

PowerShot A800
ブースのステージでは写真家を招いてのセミナーなどを実施していた新製品の発表はなかったがデジタル一眼レフカメラコーナーも人気
ギャラリーも設けていた

(本誌:武石修)

2011/1/7 19:21