富士フイルム、単3電池駆動の18倍ズーム機「FinePix S2500HD」


 富士フイルムは、28mm相当からの18倍ズームレンズを搭載した「FinePix S2500HD」を20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は2万9,800円前後の見込み。

FinePix S2500HD背面
内蔵ストロボをポップアップさせたところ

 2009年8月に同社が発売した「FinePix S1500」の後継機種。基本的なデザインはFinePix S1500を踏襲。追尾AFやCCDシフト式手ブレ補正機構を装備する一方で、レンズのズーム比を35mm判換算33~396mm相当の12倍から、28~504mm相当の18倍に拡大した。

 さらに、1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画記録にも対応し、同時期発表の6機種の中では唯一HDMIミニ端子を備える。

 撮影機能面では笑顔検出と目つぶり検出を新たに装備。シーン認識機能「SRオート」、人物の顔に露出を合わせる「顔キレイナビ」、フレーム外の状況を把握しながら撮影できる「ねらい撮りズーム」といった機能も旧機種から継承した。

 撮像素子は有効1,220万画素の1/2.3型CCD。感度はISO100~6400(ISO3200~6400は300万画素相当)。CCDシフト式手ブレ補正機構を備える。

 レンズの開放F値はF3.1~5.6。最短撮影距離は広角端で約40cm、望遠端で約2.5m。マクロモードで約5cm、スーパーマクロでは約2cmの接写が可能。

 液晶モニターは約23万ドットの3型。約20万ドットの0.2型EVFも備える。視野率は約99%。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード。約23MBの内蔵メモリーを装備した。電源は単3電池×4。CIPA準拠の撮影可能枚数は約300枚(アルカリ乾電池使用時)。

 本体サイズは110.2×81.4×73.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約337g(バッテリー、メモリーカード含まず)、約432g(バッテリー、メモリーカード含む)。



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2010/2/2 14:37