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Google Pixel 9シリーズが登場。新型チップ搭載でカメラAI機能が強化

Pixel 9 Pro XL

Googleは8月14日(水)、最新スマートフォン「Pixel 9」シリーズを発表した。新シリーズは、スタンダードモデル「Pixel 9」、上位機種「Pixel 9 Pro」「Pixel 9 Pro XL」、そして初の折り畳み式モデル「Pixel 9 Pro Fold」の4機種で構成される。

全モデルに最新のGoogle Tensor G4チップを搭載し、AIを活用した高度なカメラ機能や、新たに導入された「一緒に写る」機能などを実装。さらに、Gemini AIアシスタントを搭載する。そのほかでは、7年間のOSアップデート保証が付帯する。

Gemini AIアシスタントの具体的な活用例として、撮影した写真から関連情報やアイデアを提案する機能や、冷蔵庫の食材からレシピを考案する機能などが紹介されている。

NTTドコモ、au、ソフトバンクのキャリアで取り扱われる予定。また、SIMフリーモデルも用意される。

Pixel 9 Pro/Pixel 9 Pro XL

Pixel 9 Pro

Pixel 9シリーズでフラッグシップにあたるモデル。主な相違点はディスプレイサイズとバッテリー容量で、Proは約6.3型・4,700mAh、Pro XLは約6.8型・5,060mAhとなる。いずれもバッテリー駆動時間は24時間以上としている。

前面には42MPのインカメラを用意。背面には48MPの超広角カメラ、50MPの広角カメラ、48MPの望遠カメラを搭載する。

動画撮影では、最大8K30fpsの記録に対応している。

明るく鮮やかな表示が特徴のSuper Actuaディスプレイを採用し、最大120Hzの駆動に対応している。

RAMは16GB。ストレージは128GB、256GB、512GBから選択できる。

IPX8、IP6X相当の防水防塵性能を持つ。

外形寸法・重量

  • Pixel 9 Pro:約152.8×72×8.5mm・約199g
  • Pixel 9 Pro XL:約162.8×76.6×8.5mm・約221g

直販価格

  • Pixel 9 Pro:15万9,900円〜
  • Pixel 9 Pro XL:17万7,900円〜

Pixel 9

Pixel 9

同シリーズにおいてスタンダードに位置するモデル。メモリーやカメラ性能などは異なるものの、「Pro」と同様にTensor G4チップを搭載し、AI機能などの強化が盛り込まれている。

前面に10.5MPのインカメラを用意。背面には48MPの超広角カメラ、50MPの広角カメラを搭載する。最大8倍の超解像ズームに対応。

動画では最大4K/60fpsの記録が可能。デジタルズームは最大で7倍まで行える。

RAMは12GBで、ストレージは128GB、256GBから選択できる。

外形寸法・重量

  • 約152.8×72×8.5mm・約198g

直販価格

  • 12万8,900円〜

Pixel 9 Pro Fold

Pixel 9 Pro Fold

Google Pixel シリーズで最も大きいディスプレイを搭載するモデル。折り畳み式となり8型のインナーディスプレイと6.3型のアウターディスプレイを備える。

カメラは前面に10MP×2、背面に10.5MPの超広角、48MPの広角、10.8MPの望遠カメラを搭載する。動画は4K60fpsの記録に対応。子どもの写真撮影に適した機能として、ディスプレイにアニメーションが表示され、笑顔が撮影できるという。

Google翻訳を利用したリアルタイム通訳機能では、内側と外側両方のディスプレイに通訳内容が表示され、異なる言語を話す人と対面での会話が可能となる。

RAMは16GB。ストレージは256GB、512GBから選択できる。

外形寸法

  • Folded:約155.2×77.1×10.5mm
  • Unfolded:約155.2×150.2×5.1mm

重量

  • 約257g

直販価格

  • 25万7,500円〜
本誌:佐藤拓