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ソニー、ズーム全域でハーフマクロに対応した「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」

ソニーは、Eマウントレンズ「FE 70-200mm F4 Macro G OSS II」を7月28日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込25万円前後。

画質とAF性能の向上に加えて、小型軽量を兼ね備えたという望遠ズームレンズ。旧モデルにあたる「FE 70-200mm F4 G OSS」は2014年3月に発売された。

今回のII型では、世界初となるズーム全域での最大撮影倍率0.5倍のマクロ撮影が可能になった点に加えて、別売のテレコンバーターに対応した。そのほか、最新設計やレンズ繰り出し式を採用したことで、従来モデルから全長26mm短縮に成功。重量も約46gの軽量化を実現した。

α7 IVへの取り付け例

AF駆動にはXDリニアモーター4基を使用。高速性は従来比で約20%、動体への追随性能は約2倍向上しているという。手ブレ補正には動体撮影に最適化した「MODE 3」を追加。加えて、α1の最高30コマ/秒の高速連写にも対応した。

また、動画にも配慮した設計となっており、ズーム全域でのブリージング現象を抑制しているという。

鏡筒には、ズームリングとフォーカスリングのほか、手ブレ補正モードスイッチ、ズームロックスイッチ、フォーカスモードスイッチ、フルタイムDMF切り替えスイッチ、フォーカスレンジリミッタースイッチ、フォーカスホールドボタン×3が備わる。防塵防滴に配慮した設計で、最前面のレンズにはフッ素コーティングを施している。

三脚座なし
三脚座あり

レンズ構成は13群19枚(高度非球面レンズ1枚、非球面レンズ×1枚、スーパーEDレンズ×1枚、EDレンズ×3枚含む)。フローティング機構とインナーフォーカス方式を採用。最短撮影距離は0.26〜0.42m。最大撮影倍率は0.5倍。絞り羽根は9枚。最小絞りはF22。

別売のテレコンバーター「SEL14TC」「SEL20TC」を組み合わせると、望遠端の焦点距離を280mmもしくは400mmまで伸ばせる。また、「SEL20TC」使用時は等倍マクロ撮影が可能となる。

外形寸法はΦ82.2×149mm。質量は約794g(三脚座を除く)。フィルター径は72mm。

本誌:佐藤拓