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カメラのキタムラ、写真・動画対応のクラウドストレージ「PicStorage」。初月無料・400円〜

店頭での使い方サポートも

株式会社キタムラは3月28日、全国約650店で展開する「カメラのキタムラ」で行ったアンケート調査をもとに設計・開発した、写真・動画データ向けのクラウドサービス「PicStorage」を開始した。保存容量の上限が異なる3つのプラン(250GB:400円/月、1TB:980円/月、無制限:3,000円/月。いずれも税込)を用意する。入会月の1カ月分は無料。

スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真・動画データをクラウド上に保管できるパーソナルクラウドサービス。利用には、キタムラネット会員への登録が必要。対応プラットフォームは、スマートフォン(iOS)、PC(Windows/Mac)、ブラウザ(Chrome、Safari)。Androidは近日中の対応を予定している。

各種データは非圧縮の状態でアップロードされる。また、写真や動画以外にも、ドキュメントデータや音楽データのバックアップも可能となっている。保管された写真はAIで自動的に分類されるほか、写真・動画のデータは共有にも対応。写真データをもとに自動でスライドショーを作成する機能なども搭載する。

1つのアカウントで複数のプラットフォームをまたいだ運用も可能。例えば、iPhoneで撮影してアップロードした写真データを、Windows PCを使って閲覧するといった使い方ができる。自動バックアップ機能も搭載している(設定で解除可能)。

同社がキタムラ店舗で行ったアンケート調査によると、撮影データの保存場所はPCが最も多く、次にメモリーカードとなっている。また、クラウド利用は2割以下であり、クラウドを利用しない理由として「使い方がわからない」との回答が半数であったことから、店頭スタッフによるサポートを実施するという。

今後は、「PicStorage」のさらなる機能拡充や各種サービスとの連携を予定。すべての世代のライフスタイルに応じたフォトサービスを提案していくという。また、プリントサービスとフォトブックが10%OFFになるクーポンのほか、「カメラのキタムラ」で利用できるクーポンの配布なども予定しており、常に配布されるクーポンから、シーズンごとに異なる内容のクーポンなどを配信するという。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。