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シグマ、“3層イメージセンサー”の開発状況を公開。小サイズで試作中

シグマは2月21日、同社主導のもと国内研究機関との連携で開発を進める「3層イメージセンサー」について、2月現在の進捗を発表した。

現在は“ステージ2”と呼ばれる段階にあり、面積の小さな試作センサー(画素サイズは製品版と同じ)を作成中。この評価結果をもとに、35mmフルサイズの面積で試作する“ステージ3”に移行するか、ステージ2の試作をやり直すかを検討するという。

ステージ3に進行した場合は、量産性の検証を行った上で、最終的なイメージセンサーの量産可否を判断するという。量産化の具体的な日程については、まだアナウンスできる段階にないとしている。

“3層イメージセンサー”の開発ステージ(引用)

・新しい3層構造について設計シミュレーションを重ね、狙い通りに機能できるか確認を行う「ステージ1」
・実際にイメージセンサーの性能特性を検証できるよう、製品仕様と同一の画素サイズで総画素数を減らした小サイズのイメージセンサーによって試作評価を行う「ステージ2」
・最終的にフルサイズのイメージセンサーで、ADコンバーター等も含めた量産仕様で試作評価を行う「ステージ3」

本誌:鈴木誠