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TASCAM、キヤノン・富士フイルム・ニコンと共同開発したXLRマイクアダプターを発売。各6万円台

ティアック株式会社は12月9日、TASCAMブランドのミラーレスカメラ用XLRマイクアダプター「CA-XLR2d」を月内よりグローバル市場に向けて出荷を開始すると発表した。価格はオープン。同社直販サイトの販売価格(税込)は6万280円〜6万5,780円。

キヤノンおよび富士フイルム、ニコンの3社と協業して開発が進められていたマイクアダプター。8月に開発が報じられていたが、このほど具体的な製品リリースが決定した。

本アダプターでは、各社のデータ通信または接続インターフェースにあわせた設計とすることで、音声伝送の品質確保や親和性に配慮することで、ミラーレスカメラを用いた「高画質な動画撮影」に応えることを企図した製品。業務用マイクで多く採用されているXLR端子を備えることで収録音声の品質を向上できるとしている。

製品ラインアップは、キヤノン用の「CA-XLR2d-C」(6万5,780円)と富士フイルム用「CA-XLR2d-F」(6万5,780円)、アナログインターフェース仕様の「CA-XLR2d-AN」(6万280円)の3種類。

各製品の動作確認機種は、キヤノン用が「EOS R3」および業務用デジタルビデオカメラ「XF605」。富士フイルム用は「X-T4」、「S-S10」、「GFX100S」の3機種。アナログインターフェース仕様のCA-XLR2d-ANは、ニコンの「Z 9」を含むZシリーズカメラ全機種と一眼レフカメラ「D6」、「D850」、「D780」、「D500」、「D7500」の各モデルとなっている。

本誌:宮澤孝周