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電動スライダーを内蔵した一脚「MOZA Slypod Pro」。Makuakeで先行販売が開始

株式会社ケンコー・トキナーは、クラウドファンディングサイトのMakuakeにおいて、電動スライダーを内蔵した一脚「MOZA Slypod Pro」の先行販売を8月6日に開始した。掲載期間は9月29日まで。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了までに支払いを済ませることで応援購入が成立する「All in型」となっている。支援金額は税込6万3,840円(通常価格の20%OFF)から。一般販売は12月頃の予定としている(一般販売予定価格は税込7万9,800円)。

電動スライダーを内蔵しており、±0.15~40mm/sの微動速度でスライド(伸縮)できる一脚。動画制作において難しいとされるカットやモーションをサポートできるとしている。耐荷重量は垂直時で6kgまで(水平時は3.5kg)。ミラーレスカメラやアクションカム、スマートフォンでの使用を想定している。

製品には、あらゆるシチュエーションでの使用を視野に入れて設計したという折りたたみ式三脚(高さは開脚時115mm・収納時250mm。重量は485g)と、アルカスイス式のクイックリリースシステムを採用した雲台が付属している。

本体の上部と下部に水平取付ベースプレート(1/4インチメス×2、3/8インチメス×2)を備えており、別途用意した三脚と組み合わせることで、水平方向でのスライドにも対応する。これにより、例えば「ドリーズーム」などが簡単に再現できるようになるという。また、3軸の電動ジンバル「MOZA Aircross2」と組み合わせて利用することで、より複雑な映像を撮影できるとしている。

本体だけでも操作は可能だが、無料のアプリ「MOZA Master」を利用すれば、手持ちのスマートフォンを利用しての操作も可能。1mm単位の精密な動きを実現する超高出力ドライブモーターテクノロジーを採用しており、画面上の指のスライドと連動して操作できるという。

内蔵バッテリーによる動作時間は約5時間(2,600mAh)。USB Type-C経由での充電に対応する(充電時間は約4時間)。

本体サイズは、最大長が1,180mm、縮長が650mm。重量は1,478g。素材にはカーボンファイバーを使用。本体のみ防塵仕様となっている。

MOZA Slypod Proは、中国で映画製作機器を開発・製造するGudsen Technologyの製品。株式会社ケンコー・トキナーが日本国内代理店として日本国内での販売を担当する。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。