バリアングルモニター搭載・最大積載4kgの電動ジンバル「ZHIYUN WEEBILL 2」。画面一体型の送受信機も

VANLINKS株式会社は、ZHIYUN TECHのジンバル「WEEBILL 2」を7月16日に発売する。本体と基本セットが揃ったベーシックのほか、追加オプション別にCOMBO、PRO、PRO＋の計4パッケージで販売される。直販サイトの販売価格は7万4,800〜12万1,000円（PRO＋の取り扱いは本稿執筆時点では確認できなかった）。

4kgまでの機材積載に対応するジンバル。センサーの刷新やバリアングル式モニターの搭載といった基本性能の強化のほか、トランスミッターや遠隔操作に対応するモニター一体型の送受信機をオプションとして用意するなど、操作系の使い勝手向上も盛り込まれている。

ベーシック

刷新されたセンサーはinfineon社製のものだとしており、前モデル「WEEBILL S」から応答速度が向上。また、新型モーターの搭載とアルゴリズムの進化、重心バランスの安定化により、ローアングルなどでも、より安定した映像撮影が可能になっているという。

操作面では、ロール軸や絞り、ISO感度、フォローフォーカス、ズーム操作に対応するホイールタイプのコントローラーを搭載。またタッチ操作にも対応する2.88インチのバリアングル式モニターを備えており、ジンバル単体でのパラメータ調整や自動キャリブレーションに対応している。また、モニターからホイールの電子フォローフォーカス制御などの設定も可能となっているという。

このほか、機能面では撮影シーンに応じたモード選択が可能。パノラマやタイムラプス、ハイパーラプス、長時間露光ハイパーラプス、シングルプレスポートレートモード、フルレンジPOV、ボルテックスモード、GOモードなどを搭載している。

また、WEEBILL 2専用のトランスミッター「Transmount イメージトランスミッターAI」も用意（WEEBILL 2PRO、WEEBILL 2PRO＋に同梱）しており、ジンバル側のバリアングルモニターからカメラが捉えている映像の確認にも対応。トランスミッターはAIを搭載することで、動きのあるシーンでも被写体を見失うことなく追尾できるとしている。

WEEBILL 2PRO（ベーシックセットに加えてTransMount イメージトランスミッター AIとTransMount フォーカスズームコントロールモーター2.0が追加されている）

他に、モニター一体型の送受信機「マスターアイ VC100」もオプションとして用意（WEEBILL 2PRO＋に同梱）。フルHD表示に対応した5.5インチタッチ式モニター（輝度は1,000ニト、コントラストは1,200：1）を備えており、最大で150mの映像の送受信に対応する。トランスミッターと、このモニター一体型の送受信機を併用することで、ジンバルの遠隔制御やモニタリングが可能となる。

主な仕様

・最大搭載荷重：4kg
・稼働時間：最長約9時間（内蔵バッテリー：2,600mAh）
・フル充電時間：約1.6時間
・動作範囲：チルト軸（-150〜+190度）、ロール軸（-260〜+80度）、パン軸（
360度）
・外形寸法：350×225×150mm（三脚除く）
・重量：1.47kg（三脚除く）

ラインアップと価格

主な対応機種