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富士フイルム「ベルビア100」が米国で廃止に。有害物質規制法のため

富士フイルムは7月6日、リバーサルフィルム「フジクローム ベルビア100」(RVP100)を米国で廃止すると発表した。同社の米国Webサイトに掲載された情報で、日本のWebサイトにはまだ関連情報の掲載がない。

米国環境保護庁(Environmental Protection Agency:EPA)による有害物質規制法(Toxic Substances Control Act:TSCA)を受けた決定。指定物質を含む製品の処理や販売を禁止する内容で、ベルビア100には規制対象となるPIP(3:1)(イソプロピル化フェノール=ホスファート)が含まれているという。

含有量は0.0003%未満と微量で、同社はこれが環境へのリスクをもたらすことはないと考えているものの、持続可能性と全ての地域の規制を守ることに取り組んでいる一環として、米国でベルビア100をただちに廃止するとしている。

本誌:鈴木誠