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NiSi、フィルター2枚の角度を独立調整できる角型ホルダー

100mmサイズに対応 複雑な光線状況の撮影に

NiSi Filters Japanは、同社の角型フィルターホルダーで使用できるホルダースロット「Switch」を10月11日に発売した。希望小売価格は税別1万1,880円。

また、専用の円形NDフィルターもあわせて発売した。ラインアップはND8、ND64、ND1000、ND32000の4種類がある。希望小売価格はいずれも税別1万890円。

Switchは、100mmの角型フィルターに対応したホルダースロット。同社の角型フィルターシステム「V6」、「V5 PRO」、「V5」に付属するメインアダプター(82mm)にセットして使う。また、メインアダプター部は同時発売の円形フィルターの取りつけも可能となっている。これにより、角型GNDフィルター2枚+円形NDフィルター、角型GNDフィルター2枚+CPLフィルター、角型GNDフィルター1枚+角型NDフィルター1枚+CPLフィルターといった複数枚の構成も可能だとしている。

本製品の特徴は、2つのフィルタースロットの角度を、それぞれ独立して調整することが可能となっていること。GNDフィルターなどの使用で、複雑な明暗差がある状況でも2枚のフィルターをそれぞれ最適な配置に調整できるとしている。角度の調整範囲はそれぞれ360度。

GNDフィルター製品はグラデーションの境界部分がほぼ直線となっているため、水平線上に強い光源がある場合など、単純に画面上側と下側で明暗差があるシーンには1枚でも対応できる。同社によれば、本製品はこうした状況より、更に複雑に明暗差があるシーン(複雑な山の稜線や、空と空を反射する湖)などの撮影に対応するために開発したという。

円形フィルター(写真はND32000)

本誌:宮澤孝周