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ソニー、目的や状態にあわせた新「清掃・点検サービス」を10月開始

3コースで展開 αシリーズとE・Aマウントレンズが対象

ソニーマーケティング株式会社は、デジタル一眼カメラαシリーズおよび同社製Eマウントレンズ・Aマウントレンズを対象とした新サービス「清掃・点検サービス」を10月1日より開始する。

同サービスでは、製品の性能・機能を最大限に発揮できる状態で使用することを目的に、3つのコース「ベーシックコース」「ライトコース」「フルコース」で展開される。

申し込み方法は以下の3通り。
①ソニーサービスステーションに電話で予約後、持ち込み
②ソニーストア銀座お客様ご相談カウンター、ソニーストア名古屋お客様ご相談カウンター、ソニーストア大阪お客様ご相談カウンターに持ち込み
③Webで申し込み(宅配業者による引き取りサービス)
※申し込みページは10月1日に公開予定

ベーシックコース

専門スタッフによるイメージセンサーのクリーニングに加え、カメラおよびレンズの外観清掃、ソフトウェア(ファームウェア)のバージョン確認で構成する。利用料金は税別3,000円。

対象はカメラ本体とレンズ1本。レンズ2本目以降は、1本につき税別500円が別途必要となる。ソフトウェアアップデートを実施する場合は、他に税別4,000円の追加される。

具体的な内容は以下の通り。

カメラ本体

  • 外観清掃(本体外装のホコリ、汚れを清掃)
  • イメージセンサー清掃(イメージセンサーを点検し、清掃テスト撮影し画像をPCなどの外部モニターで確認)

レンズ

  • レンズ外観清掃(レンズ外装のホコリ、汚れを清掃)
  • レンズ清掃(前部、後部のレンズ表面を清掃)

ライトコース

「ベーシックコース」に加えて本体内部の清掃、レンズやPCとの接続部など、さらにきめ細やかな点検や清掃を実施。利用料金は税別1万円。

対象は、カメラ本体とレンズ1本。レンズ2本目以降は、1本につき税別500円を追加。

ベーシックコースから追加される具体的な内容は以下の通り。

カメラ本体

  • 本体内の清掃(本体内、イメージセンサー周辺を清掃)
  • 操作部点検(ダイヤル・ボタンなどの操作部を点検)
  • 通信部清掃・点検(レンズやPCとの接続部を清掃、通信の確認)
  • 表示部点検(撮影した画像、撮影設定が正しく表示されるか点検)
  • ソフトウェア点検・アップデート(預けた時点で最新版となるカメラ本体ソフトウェアにアップデート)

レンズ

  • ソフトウェア点検・アップデート(預かり時点で最新のレンズ本体ソフトウェアにアップデート)

フルコース

「ライトコース」の内容に加えて、オートフォーカスのピント精度など画質性能面の点検を、専門のエンジニアが実施する。追加される具体的な内容は以下の通り。

カメラ本体とレンズ別々の料金体系となる。利用料金は、「ボディ」(カメラ本体が対象)が税別9,000円。「レンズ」(レンズ1本が対象)が税別1万1,000円。

ボディ

  • フランジバック点検(レンズマウントからイメージセンサーまでの距離精度を測定器で点検)
  • AFピント点検(AFセンサーの精度を点検)
  • 露出点検(シャッタースピードや測光センサーの精度を点検)
  • ホワイトバランス点検(ホワイトバランスとカラーを点検)
  • フラッシュ点検(フラッシュ撮影時の発光タイミングを測定器で点検)
    ※1点のみ、複数は対応していない

レンズ

  • 操作部点検(操作リング、各種スイッチを点検)
  • 通信部清掃・点検(カメラ本体との接続部を清掃、通信の確認)
  • 解像力点検(レンズの描写性能を点検)
  • 絞り点検(絞り羽根の動作を点検)
  • 手ブレ補正点検(専用工具で手ブレ補正機能を点検)
    ※手ブレ補正機能を搭載したレンズの場合
  • AFピント点検(撮影をして、AFピント精度を点検)

現在のサービスについて

10月からの新「清掃・点検サービス」開始に伴い、これまで実施していた修理メニューの「クリーニングサービス」は9月30日で終了する。10月1日以降にセンサークリーニングサービスを希望する場合は、「清掃・点検サービス」を利用することになる。

また、αあんしんプログラムでは、移行後も新サービスへの優待(ベーシックコース50%OFF、ライトコース50%OFF、フルコース20%OFF)を提供するという。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。