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タムロン、手ブレ補正付き超広角ズーム「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2」
4.5段分の補正効果 新コーティングやAF性能の向上も
2018年8月31日 16:01
株式会社タムロンは、交換レンズ「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD G2」(Model A041)のニコン用を9月21日、キヤノン用を10月12日に発売する。希望小売価格は税別16万円。
手ブレ補正機構を搭載した、35mm判フルサイズ対応の大口径超広角ズームレンズ。2014年12月に発売された「SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD」(Model A012)の後継モデルとして、基本の光学性能を継承。新開発の反射防止コートによるゴーストやフレアの抑制、AFの高速高精度化、4.5段分の手ブレ補正効果が特徴となっている。
キヤノン用のみ、レンズ後部にリアフィルターホルダーを装備。ゼラチンなどのシートフィルターを差し込める。
デュアルMPUを搭載し、AF制御アルゴリズムを刷新。従来モデルに比べてAFの速度と精度を向上した。フルタイムマニュアルフォーカスに対応する。
新開発のAX(Anti-reflection eXpand)コーティングを採用。従来は曲率の大きい凸面に均一なコーティングを施すのは難しかったが、同社独自の特殊な蒸着技術で実現。これまで以上にゴーストやフレアを抑え、クリアで抜けの良い写りとしている。
対物側のレンズ最前面には、新開発の高耐久防汚コートを施した。レンズの汚れなどを拭き取りやすくするもので、従来より摩耗耐久性が大幅に向上しているという。
別売アクセサリー「TAMRON TAP-in Console」に対応。レンズのファームウェア更新、AF合焦位置の調節、フルタイムマニュアルの設定、手ブレ補正モードの選択などをユーザー自身で行える。
外観は、SP 24-70mm G2やSP 70-200mm G2に続くSPシリーズの新デザインを採用。レンズ鏡筒は簡易防滴構造としている。
レンズ構成は13群18枚。最短撮影距離は0.28m。絞り羽根は9枚。フィルター装着ネジは持たない。
最大径は98.4mm。長さと重量は142.5mm・1,100g(ニコン用)、145mm・1,110g(キヤノン用)。レンズフードは一体型。