写真展会場「ニコンサロン」がリニューアル

株式会社ニコンイメージングジャパンは1月16日、写真展会場「ニコンサロン」のリニューアルを発表した。銀座ニコンサロンを公募作品専用の「ニコンサロン」に、新宿ニコンサロンを企画展を中心とする「THE GALLERY」へと変更。大阪はニコンサロン、THE GALLERYの両方が設けられる。

また、若手写真家支援制度「Juna21」は、「Be a Photographer」と名称を変えての再出発となる。

「ニコンサロン」を改装

今年、株式会社ニコンが100周年を迎えることを記念してのリニューアル。ニコン創立50周年を記念して銀座に開設されたのが、ニコンサロンのそもそもの始まりだという。

改装時期は、銀座ニコンサロンが2017年7月、大阪ニコンサロンが8月。改装後は現在と同じく、公募作品の写真展会場として運営される。

公募の選考委員は、北島敬三氏、長島有里枝氏、飯沢耕太郎氏（新任）、今森光彦氏（新任）、佐藤時啓氏（新任）。

企画展が中心の「THE GALLERY」

既存の新宿ニコンサロン、ニコンサロンbis新宿、ニコンサロンbis大阪は、いずれも「THE GALLERY」に変更される。

公募作品が中心の新ニコンサロンに対し、THE GALLERYではニコン製品で制作した作品などを展示する企画展を実施。さらに、ニッコールクラブ会員展や写真団体展を行う。

若手写真家支援制度「Be a Photographer」

これまでの若手写真家制度「Juna21」は35歳以下を対象としていたが、新制度の「Be a Photographer」では、年齢制限による作品募集がなくなった。

ただし、選考通過時点で35歳以下の場合は、プリント制作補助費5万円（Juna21と同額）と、案内ハガキ制作費用（増刷分を除く）の全額を補助するという。

Juna21の年度賞「三木淳賞」も引き続き存続し、こちらも対象は35歳以下。受賞者1名にはこれまで通り、正賞として山田朝彦氏作の彫像「無限」、副賞としてデジタル一眼レフカメラが送られる。また特典として「THE GALLERY」での発表の機会が与えられるほか、写真展のための制作支援金として300万円が進呈される。

Juna21ポートフォリオレビューに相当する公開講評会「フォトレビュー」も実施する。

Be a Photographerの募集開始は1月から。