編集後記
2021年7月2日
宮本義朗
これからの季節は、不快指数があがっていく一方です。関東でも今週に入ってようやく、本格的に梅雨の様相を呈してきました。
天気が悪い日は、在宅ワークのメリットを強く噛み締めます。窓を打つ雨音を聞くと、自分に与えれらた環境に少しだけ感謝の念を抱くのです。
しかし在宅ワークも良いことばかりではありません。当然のことながら、通勤をしていたころに比べて電気代や水道代は跳ね上がったように思います。雨が降れば窓を閉める。窓を閉めたら部屋の中が……。特にこれからの季節、快適な労働環境を得るにはコストがかかるようです。そうなると逆に、会社という場所の偉大さを思い知るのです。
心なしか道具の傷みも早く感じます。昨年から買い替えを検討しつつも、なかなか実行できていなかった作業用の椅子は、もういよいよその時を迎えるかもしれません。ギシギシィィとよく泣くようになりました。次はしっかり目のオフィスチェアにするか、はたまた最近流行のゲーミングチェアか、悩みは尽きません。
在宅ワークが続いたり、天気の悪い日が続いても、隙を見つけては外出できるようにしたいものです。たとえそれがコンクリートジャングルであろうとも、外の空気を吸うと気分転換になるものです。不快指数が上がろうとも、美しい花に出会うこともあるのです。